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 こんにちは。堺事業所の吉峰です。  今回は、『TEACCHコラボレーションセミナー2023ー実践報告会とディスカッション』のローラ・クリンガー博士の講演の受講報告をさせていただきます。TEACCHの研修は初めて受講したのですが、大変勉強になりました。実践報告会とディスカッションは後日開催されますので、講演の部分のみ先に報告をさせていただきます。    講演ではTEACCHの哲学と、最新の研究の内容が紹介されていました。印象に残った点をいくつかまとめさせていただきます。   ・50年前と比較すると、知的障害のない自閉症の人の割合が増えている。  50年前のアメリカでは75%以上の人に知的障害があったそうですが、今は35%に減ったそうです。自閉症の診断基準が変わったことも影響しているそうですが、数値で表すと大きな変化だと分かりました。   ・視覚的支援とルーチンの使用は環境を整理統合し、予測性を高める  私が構造化して支援をする時は、本人に情報が分かりやすいようにすることを意識しており、支援者が送り手、当事者が受け手という一方向の関係性しか意識できていませんでした。 しかし、「予測性を高める」という表現を聞いて、情報を取得する主体として本人を捉える視点が欠けていたことを実感しました。   ・TEACCHの哲学は50年経っても変わらない  学習スタイルの違いへの着目・構造化・家族との協働・加齢による機能低下の予防というTEACCHが大切にしてきた考え方は、50年経っても変わらないということが印象に残っています。講演の中では、TEACCHが創設された後の時代の研究で、TEACCHの考え方の正しさや有効性がいくつも証明されたという話がありました。   今回の講演を聴講して、もっとTEACCHについて知りたいと思いました。  以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。