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こんにちは。堺の徳谷です。
3月18日(土)、福岡事業所オープニングセレモニーを開催し、無事終えることが出来ました。
前準備も含めて、堺事業所としては長いお休みの期間をいただきましたこと、また地域の関係機関や企業様からもご協力をいただきながら無事開催を終えられましたこと、改めて御礼申し上げます。
当日はご来場いただいた皆様から「よかったよ!」と声をかけていただいただけでなく、たくさんの笑顔をいただけたことを、たいへん嬉しく感じています。ただ、受付担当であったため、僕自身は橋本先生のご登壇とJOY倶楽部さんの演奏を見ることが出来ず…。後日、動画を視聴する形となりました。こちらは次回のブログにて…。
セレモニー開催前日に行われた社内研修では 社会福祉法人 JOY明日への息吹 の緒方理事長にご登壇いただきました。
障害をお持ちの方のための歯科医療から、当事者の「できる」「もっているちから」に視点を置いて活動の幅を広げてこられたこと…。障害をお持ちの方だけでなく私達一人一人の命とは何か、生きている意味とは何か、福祉の心とは…考え続けることの大切さを学ばせていただきました。
今回、僕は一般社団法人福岡おやじ隊(「福岡おやじたい」は全国の障がい支援団体のなかでも、父親だけで構成するユニークな団体です~HPより~)の方々と近い距離でお話する機会もいただきました。福岡事業所が開所するにあたり、我々を地域支援の輪の中に受け入れてくださったおやじ隊の存在はとても大きいのだと、顔を合わせてお話する中で更に強く感じました。
当事者のご家族であり地域での啓発活動を続けてこられているおやじ隊の皆様、20年以上にわたり福岡で活動されている緒方理事長、その背景にあるエピソードを少しではありますが、聞かせていただきました。そこでは、福岡事業所のスタッフも、自身の想いとバックグラウンドを語っていました。
(福岡事業所のHP、スタッフ紹介は準備中です)。
自分がなぜ福祉職に就いたのか、前職や学生時代、それ以前の段階で、僕が初めて福祉の存在を意識したきっかけは何だったか。そこからなぜ今に繋がっているのか。今後どうなっていきたいのか。僕は、話しながら自信なくまごついてしまっていました。
緒方理事長は一人一人の「小さな幸せ」について語っておられました。
おやじ隊の方は「失敗する経験も奪わないであげてほしい」と、ポツリと仰られました。
僕はこれから自分自身の意志を語っていくのと同時に、そういったエピソードを地域の中で語ることが出来る『語り部』になりたいと思いました。
余談ですが、帰阪する際の新幹線では水上勉の『ブンナよ木からおりてこい』を読んでいました。カエルのブンナ(釈迦の弟子からとった名前だそうで)が、自分に無い物を求めて旅に出る寓話です。
他者を見下すこと・生きるために蹴落とすこと・強い者を憎むこと・信じたい気持ちと疑う気持ちが葛藤すること、全部ブンナを通して描かれています。子供たちと親に手に取って声に出して、ときにはわかりやすいように語りやすいように端折って読んでほしいと、後書きには書かれています。水上さんの持つ背景については言わずもがな。長距離移動の際の選書は失敗することが多いのですが、今回はピタリとハマりました。