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こんにちは。砂川です。 3月18日(土)はクロスジョブ福岡のオープニングセレモニーを開催致しました。当日は多くの皆様に足を運んで頂いたこと心より御礼申し上げます。 私は残念ながらお留守番組だったので現地参加はできませんでしたが、参加人数は弊社職員をあわせて201名であったと聞いております。クロスジョブの主催イベントでこんなに多くの方にご参加いただいたのは初めてのことで、胸が熱くなりました。当日まで準備に駆け回ってくださったスタッフの皆さんも本当にお疲れ様でした。 これから各スタッフのブログ報告があがると思いますので楽しみにしたいです。       大阪でお留守番だった間、大妻女子大学の公開講座「女性がはたらき、成長するということ~共生社会へのチャレンジ~」をオンライン視聴していました。講師は厚生労働事務次官を務められた村木厚子さんです。   日本の女性活躍については、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法などの法整備が進められ、ここ10年、「政府としては本気になっている」とのこと。法整備だけでなく、男性の家事分担の意識も高まっているようですが、諸外国と比較して男性の労働時間があまりにも長く、家事や育児の負担が女性に偏っている実情が浮かびあがっています。   村木さんからは「女性が活躍するためには、女性だけをサポートするのではなく、みんなの働き方改革が必要」とコメントがあり、大きく頷いたところです。     また、中高年の男性は悩みごとを相談できるような友人が少ないとの統計も紹介され、仕事に没頭しプライベートの時間が減ることは、将来の人間関係の在り方や人生の豊かさにも影響を及ぼしそうです。しかも、バリバリの職業人が陥りやすい罠として、仕事漬けの毎日では友人関係が希薄になっていると気付きにくく、リタイア後や、パートナーに先立たれてから「あれ、相談できる人いないじゃん・・・」と自覚していくとのこと。(怖いっ!)   「女性」とタイトルのついた講演でしたが、人生100年時代といわれる世の中を生きている全ての人に、プライベートと仕事の両方を大事にしてもらいたい、その両立ができる心理的・時間的・経済的余裕のある社会を作らないと、100年も生きたいと思えないのでは・・・と、未来への怖さを感じました。     さらに、村木さんからは人生100年時代に必要なこととして、①健康、②豊かな人生、③勉強しつづける、④異なるものと繋がる、の4点が挙げられました。   企業における「異なるものと繋がる」ことは、時短労働者や障害者雇用も含まれます。 働き方はそれぞれに違っていても、会社が一つのチームとなり戦力を上げていくこと、そのためにマネジメント力が必要になるとお話を頂き、支援機関としては、人材育成ならぬ、企業育成(企業のマネジメントを支える)が重要であり、企業としっかりコミュニケーションを取れるように力をつけていかねばならないと感じました。   わずか1時間の講演でしたが、難しい課題もユーモアを交えてお話いただき充実した時間でした。最後に、村木さんが「部下に勧めていること」を紹介されていたのでシェアします。       ☆☆部下に勧めていること☆☆ 1.新しいチャンスをもらったら引き受ける 2.昇進をオファーされたら引き受ける(オファーされた時点であなたの能力は評価されている) 3.ネットワークをつくる 4.「文句」と「提案」はちがう 5.環境を創る(お金で時間を買ってでも、自分のやりたいことに時間をかける) 6.悩まない。悩むのであれば生産的に悩む 7.貸し借りの感覚をもつ(例:今まで頑張って仕事をしてきた!だから今は時短勤務で他の人の力を借りる。そして、他の人が時短になる時にサポートする) 8.本当にやりたいことを諦めない     ★★パートナーとの生き方について★★ 9.パートナーと仕事は選べる 共に豊かな人生を送るために話し合えるパートナーを選ぶ!もしくは育てる!   10.「どっちがいい?」と聞く 例:夕飯のあとにお茶を入れるか、食器を洗うか、パートナーに選んでもらう   11.パートナーを褒める 人材育成のポイントは家庭においても褒めること   12.旅に出る       ■講演会ポスター クリック     ■参考 1.家事に関する配偶者との役割分担の希望 生活時間の国際比較(男女別)】 https://www.gender.go.jp/research/weekly_data/08.html)   2.友人関係が希薄な中高年男性-調査からみえる日本人の人間関係 https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20180601_7.pdf           砂川