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こんにちは。砂川です。 2月下旬にNHKで「ルポ 死亡退院~精神医療・闇の実態~」という番組が放送されました。 東京都の滝山病院で発覚した虐待事件について取り上げた番組で、病院内の映像や音声も公開されました。その内容はあまりにもショッキングで、直視するのがつらく、一度テレビを切ってしまいました。   ある患者が弁護士に対して「ここね、人が人を殺すとこなんです。僕を助けてください。お願いします。僕は死にたくないんです」と訴えます。この方は知的障害があり、統合失調症と人工透析の治療を必要とし入院をしていました。ただ治療を受けて社会に戻りたいだけなのに、病院が死の恐怖をあたえる環境になっていることは異常でしかありません。   他にも、うつで離職して入院した人、プロの漫画家として活躍していたが筋肉が衰える難病を発症し入院した人の事例が紹介され、認知症の入院患者も多いとのことでした。 番組に登場した人々は決して特別な人たちではなく、それぞれに人生を送っていた中でケアが必要になった人たちです。生きているからこそ、病気や障害は誰の人生にも隣り合っているものなのに、なぜ暴言や暴力を受けないといけないのでしょうか。   インタビューに応えていた人が、地域の中で支援を受けられなかった人々の最後に行きつく場所(滝山病院)を「必要悪」と表現していた時、一専門職として無力感と悲しさでいっぱいになりました。     とてもしんどい番組ですが、実際に日本で行われていることぜひ映像で見てください。 文春オンラインでも番組について記事が出ています       ■NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2023125767SA000/?np_banID=top_nw_m_125767   ■文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/61166