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こんにちは、堺事業所の立川です。 あっという間に年が明け…(いつの話?)、あれよあれよと3月が始まりましたね。 実は私は3月がいちばん好きな季節なので、ちょっとうきうきした気持ちで最近は過ごしています。皆様はいかがお過ごしでしょうか?   今回は、堺の他のスタッフもブログを上げております、「働く広場」2022年11月号~2023年3月号にて連載されました、砂川さんのエッセイ「発達障害と就労 〜発達障害のある人たちの就労支援の学びから〜」を読んだ感想を綴りたいと思います。   そもそも、私は入社してからずっと砂川さんからたくさんのことを学ばせて頂いているので、今回のエッセイを読み終えた後、砂川さんがいつも教えてくださっていることを、改めて復習できたような感覚になりました。   最終回にて書かれている、「発達障害のある人にだけにその解決の努力を求めたり、本人の認知や行動を変えることが議論や支援の中心になること」という言葉は、本当に何度気をつけないと、と思い直しても、すぐに見失ってしまう視点です… 実際に、「理由はあるんだろうけど、ずるく見えてしまうな」「職場の方から誤解されてもおかしくない行動だな」と思う行動をする利用者さんを見て、なぜその行動が出るのか?と考えては、その行動が出ない仕組みづくりを考えないと…と、その人の「誤解されてしまう部分」つまり「不適切だと思う行動」を制限する方向にばかり気を取られてしまうことが良くあります。 もちろんそこも大事だと思うのですが、本質はやはり、砂川さんが書いておられる、「特性を活かし、活躍する環境」の中で、仕事をすることだと思います。 視点を、出来ないことや難しいことを抑える方向に向けるのではなく、出来ることや得意なことを活かせるという方向に変えないとですね。   また、モリオさんのお話から、米田理事の研修で、米田先生の御家族が、障害者手帳を返してお仕事をされている話を思い出します。以前読んだ本でも、社会の中で障害が生み出されている、といった記載があったように記憶しています。 ある環境では「障害」だと思われることでも、違う環境では「強み」になり、障害ではなくなるということを思うと…ご本人自身に変化する努力を求めるより、環境を変えた方が絶対ええやん!って思います(笑) 環境がそうさせているのに、「障害者だから」とか言うのって、なんだかすごく、勝手だなあとも思ったり。。。 その人に合う環境の中で過ごす方が、ご本人にとっても生きやすいと思うし、自分の「強み」が、社会の役に立っているんだ、と思えるって、とっても素敵なことですよね。 私も、自分が担当した利用者さんが、いきいきと企業の中で活躍して、「企業の方からこんなふうに評価してもらえたんです!」とか、「これからはこんな目標を持って頑張ろうと思ってます!」とか、そんなふうに、未来に向かって歩んで行く姿を見て、「素敵やん〜」ってお話しできるような、そんな支援者になりたいなと思いました。   ここまでブログを書いて、今まさに、就職支援をしているところなので、利用者さんがいきいきと働ける環境を整えていけるよう、頑張ろう!の気持ちです。頑張ります! 砂川さんのエッセイは、ことある事に読み返して、いかんいかん、また見落としてるぞ〜と、自分を見直すツールにしていきたいと思います。笑 砂川さん、5回に渡る連載、本当にお疲れ様でした!