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こんにちは、堺の立川です。 最近雨が多いですね。久々に、梅雨だな〜と思う6月を過ごしているような気がします。   さて、6月10日の職員研修と、6月11日のNPO総会に参加しましたので、知識がこぼれ落ちる前に!感想や学んだことをブログに纏めないと!の気持ちで書き上げました。おかげですっきりとした気持ちで今過ごしています。笑   まずは、総会開催にあたりまして、足元の悪い中、ご参加下さいました皆様、ありがとうございました。 私は、企業連携の分科会に参加していたので、たくさんの企業の方にご挨拶させて頂きました。(本当にすごく)緊張しましたが、改めて、日々お世話になっていることへの感謝をお伝えすることができて良かったです。 また、利用者の皆様にも、翌日12日の訓練についてはお休みを頂き、ご協力を頂きましたこと、感謝申し上げます。   今回の職員研修・総会でもたくさんのことを勉強させて頂いたのですが、長くなりそうなので、話題は絞りたいと思います。   まずは、基調講演で登壇いただきました、オフィスぼんの中山先生のご講演について。 中山先生の講義は、自閉症eサービスの研修で、1年目の時に受講したことがありました。当時も、事例の話がたくさんあり、イメージがしやすく、こういう風に支援を組み立てるんだな〜と、大変勉強させて頂いたことを覚えています。 1年目の時と違うのは、中山先生のお話しを伺いながら、「全体を把握するのが難しいっていう特性は、あの人もそうだなあ」と言うふうに、利用者さんの顔がぽんぽん、と浮かんでくること。1年目の時に砂川さんから、「知識と実践は両輪」「基礎知識はいつでも見直しが大事」とアドバイス頂いていたことを、身に染みて感じました。 実践があるからこそ、知識がより実感として自分の中に定着する。支援の構造自体はシンプルなはずなのに、実践していると見えなくなるところを、研修を通して俯瞰的に見つめ直せるところが、基礎研修の意義なのかなと、自分なりに感じています。 また、阿倍野事業所の重度自閉症の方の事例発表(こちらも、ポイントが過不足なく絞られていて、とってもわかりやすくて勉強になりました!)を聞いた後、中山先生が、「行動をなくす、ではなく、なぜその行動になるのか?の背景を考える」と話されていたことも、今だからこそ、より深い理解として、聞くことができたことが、なんだか嬉しかったです。 強みに着目することや、不適切な行動に対し、その背景にあるものを考察することなど、基本的なことを、改めて日々の支援に反映させていきたいです。   そして、総会当日に開催されました、企業連携の分科会についても触れておきたいと思います。 分科会にて、企業の皆様のお話しを伺っていてハッとしたのは、共通して、「障害者の雇用管理というよりも、社員全体の雇用管理について考えることでもある」と話されていたことです。 障害者の方を雇用することは、企業にとっては、雇用管理が大変、というマイナス面が浮かびやすいかもしれません。でも、ヒントがそこに隠れているような気がするというか…実際に、障害者雇用をきっかけに、雇用管理そのものを見直された企業様が、離職率が下がったと話されていたことや、また別の企業様が、「障害者の方だから優遇するというわけではなく、マニュアルを作ることなどは、全社員にとって働きやすい環境だから」と話されていたことにも通ずるように思います。障害者雇用をきっかけに、皆が働きやすい環境を作っていけたら素敵です。 一方で、「ひとつの会社に勤め続けることだけが正解では無い」というご意見が出たことも、別の視点からのお話しで興味深く感じます。最近ニュースでも、転職を促し、人材の流動性を高める、みたいな記事をよく目にします。 自分のキャリアアップやステップアップを求めて転職をすることも、同じ企業で長く働くことも、どちらにしても、本人の「こうしたい」「こうなりたい」という意欲を、一緒に検討して、新たなステップを確認することが、今後、私たちに求められることなのかもしれません。 目まぐるしく変化していく毎日の中で、今までの当たり前はあっという間に当たり前ではなくなってきています。いかに、固定概念に囚われず、とは言え、雇う側も雇われる側もwin-winになるようなポイントを見つけていきたいですね。   少し話は変わりますが、 分科会の中で「障害のある人たちのことを理解してもらうことや、その為に知ってもらう機会を作っていくことが大事なのでは」というご意見を頂き、深く頷いておりました。 私も、クロスジョブで仕事をするまで と してから では、日常生活の中でお見かけする障害者の方への目線が変わりました。 「雇用率の話や、助成金のことも知らない企業も多いのではないか」というご意見を頂いたことも踏まえ、 日々の支援のことを発信して、少しでも多くの人に、障害者雇用のこと・利用者の皆さんのことを知ってもらうことを、意識的に取り組みたいところです。   6月9日に参加させて頂いた、workworkの見学も含めると、大変学びの多い3日間でした。 workworkの見学の際、辻さんが「自分から発信していくこと」について話されていたことが、個人的にはすごく響きました。 自分から発信していくこと…それは、利用者さんに対してもそうですし、企業様に対してもそうなんですよね。 こんなこと言ったら失礼かな、とか…どんな反応が返ってくるか恐くて、二の足を踏んでしまうことも、多々あります。でも、やっぱり発信してみないことには、関係性は深まらないなと、この3日間を通して強く感じています。 わかることとできることは本当に違うんですけども(笑)、相手を知る・相手に知ってもらうことを、ちょっと勇気を出して、頑張っていきたいです。   長く長くなりましたが、職員研修と総会の報告は以上とさせて頂きます。 ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。 職員研修・総会の準備をして下さったPC担当の皆様も本当にお疲れ様でした。 この度教えていただいた学びを、少しでも血肉に変えて、より良い支援が出来るように頑張ります!