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こんにちは。 堺の徳谷です。   この度、6月11日にクロスジョブのNPO総会が執り行われました。 今回は会員の皆様もさることながら、普段より連携させていただいております企業様や地域の連携機関の方々にもお越しいただき、総会前の分科会や合間の交流時間の雰囲気が様変わりしたようにも感じます。 利用者様の繋がりをきっかけに、時間をかけて作られた地域の輪をあらためて実感できる機会となりました。 ご来場いただき、誠にありがとうございました。   今回私が参加したのは   ①前日の全職員会議(スタッフより事例発表、基調講演) ②当日の分科会(企業連携がテーマ) ③NPO総会   となります。 いずれにおいても感じたことは、「当事者と健常者という2項ではなく、両者がグラデーションである」ということでした。   当事者の方の業務能力・対人能力・生活能力と職業能力との繋がり。 企業の雇用管理においての職場環境調整・人同士の声かけなどの日々のやりとり・キャリアパスの明示。 地域の輪の中で、働き続けながら生活をして幸せを作っていくこと。   これらはきっと障害者雇用に限ったことではなく、国も人種も越えた共通認識となっていくのではないかと思います。   私が参加した分科会にはクロスジョブから企業に就職したOB会の方も参加されていました。 日本の雇用率の段階的な引き上げに関する意見交換や、企業として個人を尊重した雇用管理についての議論がなされた後に、OBの方にマイクが周りました。 そこで語られた個別のストーリーに全員が深く頷いていました。「しんどすぎることがあれば立ち向かえずに回避することもあるけれど、今は次の場所・次のやり方で頑張っています」とハッキリと仰る姿に、私は圧倒されていました。   雇用の現場・個別の特性に応じたノウハウが蓄積されてきたからこそ、「私達はみんな『同じところもあれば、違うところもある』という認識」のズレが、社会的にも小さくなってきているように感じます。 きれいごとのようですが、損得の駆け引きだけでは行き詰りつつある経済を鑑みても、今後大事なのは「私たちはどう生きるか」を語り合っていくことなのかもしれません。