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こんにちは、堺の立川です。
7月に入り、本格的な夏が来ましたね。私は、通勤時や企業訪問時に吹き出る汗と戦いの日々を送っています。
さて、私たち12期は、今年の10月に事例発表を控えております。今年度の12期研修では、事例発表に向けた準備として、事例検討を行うことにしていました。
先日7月7日の12期研修にて、事例検討第一弾として、私と、鳳の平岡さんのケースで事例検討を行いましたので、やってみた感想や学んだことをまとめていきたいと思います。
事例検討にあたり、資料作成が必要だったのですが、やはり、定期的に担当ケースの今までを振り返る機会って大事ですね。改めて、その方の根本にある特性を見直したり、少しずつ変わってこられたところを確認することができました。
議論の中で、質問をいただいたり、それに答える中で、自分が今見落としていることや、話す中で整理できたこと・見えてきたこともあり、とても有意義な時間でした。
今回事例に上げたケースは、現在フォローアップ期間中の方。企業との関わりについても、同期の皆さん・札幌の伊藤さん、鳳の角家さんにアドバイスいただけて、とても勉強になりました。
今は、私がこうしたらいいのでは?と案を出して、ご本人・企業に取り組んでいただくことが多いのですが、伊藤さんから「企業に、どうしたら上手くいきますか?と投げかけをすることも大事」と教えていただきました。
研修後の帰り際、堺の谷口さんが「企業と仲間みたいになれたらいいですよね」と話してくださったのですが、その感覚が、今の自分には抜けていたように感じています。
忙しい中で時間を取ってくれている企業の方の手を煩わせないように…みたいなことばかり考えていて、一緒にやっていく・そのために自分からアクションを起こすことができていなかったかもしれません。「自分の担当利用者さん」でもあるし、「その企業の従業員である方」のためでもあるので…もっと企業の方を信じて、頼ってみるというか、こちらから一歩近づくみたいなことも、やっていいのかな、と思っています。
また、平岡さんのケースの事例検討では、ご本人に、継続して自信を持ってもらうための支援と、企業に引き継いでいくためのアプローチが議論ポイントでした。
自信について、本人の中で「できた」と思えるって、どういうこと?という話が挙がりました。たしかに、ご本人がどんな基準で自分を評価しているのか…日々の訓練の振り返りであったり、実習の自己評価であったりで、確認できるポイントですよね。
基礎訓練期で、ご本人の考え方や捉え方、見え方をたくさん知っておくことが、企業で働いた時に浮かび上がる課題であったり、そこに対する支援に繋がるということを、平岡さんの事例を通して学びました。
訓練の中で起こったことは、必ず訓練担当に状況を確認し、訓練担当から見たその人の様子や、感じたことを聞くようにしています。それは企業でも同じで、状況を現場の人から聞いたり、現場に入って周りの様子を確認することが大事なんですよね。
7月の私は、苦手な企業開拓をちょっと頑張っておりまして、可能な限り毎日1社は架電する…という思いでやっています。やっぱり、見学OKって言ってもらえると嬉しいし、見学に行ってみて、もしかしたらいけるかも?と思うと、気持ちが急いでしまいます。でも、十分に企業アセスメントを取っておかないと、ご本人が働き始めてから、皆が困ることになるかもしれません。そう思うと、やっぱり時間をかけて、対応いただける企業を探していかないといけないですね。
研修の終わりに、伊藤さんから、堺事業所で行っているケース議論についてご質問いただきました。堺事業所では、事業所会議の際に「ケース相談」という枠を作っていただいています。毎日の終礼では議論の時間が足りないケースについて相談する時間です。
最初は、「こんなこと相談していいのかな」「あんまりまとまってないから良くないかな」と不安になりながらやっていましたが、最近は、「そんなこと言ってられん!助けて!!」という気持ちで、気軽に相談できるようになりました(笑)
ケース相談を上げることで、自分自身とケースの状況を、事業所の皆さんに知ってもらえるし、朝礼や終礼でも「あの人にはこういう対応をしてみますね」と、訓練担当のスタッフに言ってもらえることも増えました。発信することで、利用者さんの支援の質の向上に繋がりますし、支援の引き出しを他のスタッフから教えていただけるので、やっぱりすごく大事です。堺事業所の皆様、いつもありがとうございます。
10月の事例発表は、今からドキドキですが…
こうやって、日々の朝終礼、事業所会議、研修で発信を積み重ねることで、ちょっとずつ整理して話すことは訓練できてきている…はず!
今回の研修で教えていただいたことも踏まえて、事例発表に向けて準備していきたいと思います。
以上、長くなってしまいましたが、研修報告でした。