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■研修報告
今回は11期から12期に合流して初めての事例検討会でした。
堺と鳳の事例でしたが、改めて学ぶことが多かったので報告させていただきます。
〇情報収集のキホン
▼基礎訓練期、実習期で出てきた本人の気持ちや考え方
基礎訓練期、実習期に出ていたことが就職後も出ているケース
今回の事例での議論ポイントに対して、クロスジョブ利用中もアプローチをしていましたが糸口が見つからず職場でも出ているという状況でした。クロスジョブの中でも絶対に議論はされていますが根本的な理由が不明というケースでした。
今回、事例検討をして改めて感じたことが3点ありました。
➀本人の行動・言動に対してどのような気持ち、想いが隠れているのかを丁寧に聞き取ること!
・何か対策を考えるだけでなく「どうしてそう思うのか?」という点にフォーカスすることの重要性を改めて感じました。
②気持ちを聞き取った上でどうすれば安心感を得られるのか?という対策を練っていくこと!
・本人の気持ちを聞き取った上で、気持ちに基づいて「どうすればいい?」を考えることが重要だと改めて感じました。
③本人の自信はどこが根本になっているのか自信の根源を確認すること
・自信の根源を確認すること、どうすれば自信を持つことができるのかを検討しておくことが重要でした。
・自信を持てることが仕事の継続にもつながることを改めて気づかされました。
▼企業アセスメントのキホン
○企業の障害者雇用への考え方
・企業の障害者雇用の考え方を確認することが大事なのは「就職した方が特性上難しいことをどう一緒に考えてくれるか」に直結するからだと思いました。
〇整えきれていない部分がどのタイミングでどのように企業で出てくるのか?
・就労移行支援事業所での2年間で様々な事象が起きると思います。その事象が就職してからどのタイミングで出てくるのかを予想しておくことが大事というところです。
〇現場、人事との連携を作れるかどうか?
・現場と人事の考え方が異なると、本人への仕事の伝え方や事象の捉え方に差が出てしまいます。
・現場の方も含めてお話をする場を設けることが重要だと感じました。
■まとめ
今回の事例検討では、クロスジョブ利用中に絶対に一度は検討している事案ですが、就職してからだと「なぜか難しく感じてしまう」という事象にも思いました。
クロスジョブ利用中に議論した「基本」の視点を忘れず、就職後もフォローアップ支援・定着支援に臨んでいくことが大事だと感じた事例検討でした。