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こんにちは、堺の立川です。 今日は、近畿は台風接近のため、事業所自体をお休みさせていただく事になりました。 雨と風の音が大きく…土砂崩れだったり、強風による怪我など、大きな被害が出なればいいのですが… こういうときのために、防災グッズなどを見直すことも大事だな、と思っています。   さて、遅くなりましたが、8月7日に同期研修に参加しました!今年度2回目の同期研修で、今回は梅田の木下さんと、札幌の田澤さんが事例を挙げてくださいました。おふたりとも、資料作成等お疲れ様でした。   今回の研修で、まず考えさせられたのは、「いかに就職先で起こりうることを、訓練の中で再現させておく・自己理解に繋げておくか」ということでした。 そのためには、日々の訓練・実習の中での「仕掛け」が非常に重要になります。 逆算して考えるなら… ①インテークの情報、生育歴、初期の訓練のアセスメントを通して、その方の特性の見立てをする。 ②見立てが正しいかどうかを検証するために、訓練を組み立てる→仕掛ける ③訓練の記録を検証する→自己理解→ご本人が取り組むこと、配慮をもらうことの整理 という流れでしょうか。 日々の利用者さんの訓練が、なあなあになっていないか?目的意識を持って取り組んで頂けているか?ということを、自分に問うています。。。 そして訓練を組み立てるための見立てを持つためには、やはり知識が必要。「この診断が出ているからこういう可能性も考えられる?」という、仮説を支援者がたくさん持っておくことも大事です。 色んな可能性を検証して、訓練を自己理解のきっかけになるように組み立てられるよう、見直していかねば、と思う機会になりました。   またもう1つ、ハッとしたことは、「困っているのは誰?」ということ。 木下さんが発表して下さった事例は、感情コントロールが難しい方のお話でした。 感情のコントロールが難しいことって、誤解されがちというか…障害として認識しづらく、その人自身の人格の問題にされてしまったり、障害だと認識できても、腫れ物に触る、みたいな扱いを受けてしまいがちなように思います。 でも、好きで怒る人はいないし…何よりも、ご本人が困っているんですよね。 就職先で上手くいかなかったり、困ったことが起こったとき、なんとか事態を収束させること、つまり対処に目が行きがちです。でも、そういうときだからこそ、原点である「困っているのは誰?」というところに戻りたい。ご本人の困り感にまずは目を向けて、一緒に長く働き続けるためにできることを考えていきたいです。 その上で、障害特性を企業にも理解してもらうこともとても大事だと感じました。その時の伝え方としては、「一緒にやらせてもらえないか」という投げかけ。前回の研修報告でも記載しましたが、企業もご本人を支えるチーム。ご本人も、企業も心地好くお仕事ができるように、私たちから働きかけていくこと。これから意識して取り組んでいきたいです。 ご本人の困り感が就職後出てきてしまったら、その時その時で対応していく必要がありますし、移行支援の中で整理し切れないこともあります。 ただ、先の訓練の話に通じますが、色んな可能性を検証し、ご本人の自己理解に繋がる種を、訓練の中で撒いておくことは、できることなのだろうと思いました。   私も早いもので、あと数ヶ月でクロスジョブに来てから3年が経ちます。3年も経つと、最初の頃思っていたこと、大事にしないとと感じていたことが、どんどん薄れていないか…と、少し不安になるときもあります。先程の、「困っている人は誰なのか」ということもそのうちのひとつです。 たまには立ち止まって、今まで自分が歩んできた道を見直す時間も必要かもしれないな、と思ったりしています。   以上、研修報告でした!     そして今日は終戦の日ですね。 今も尚、世界では紛争、戦争が続いている地域があることや、核兵器廃絶が進まないことは、悲しい思いです。 理不尽に自分自身や大切な人の命を奪われたり、奪ったりすることなく、生きていけることに感謝し、もう二度と同じことを繰り返さないように、今の自分に出来ることがあれば、行動に起こしていきたいです。