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9月16日に、堺市産業振興センターにて【2023年度クロスジョブ障害者雇用促進フォーラム】が開催されました。 第1部は3年継続就業者表彰式を行いました。ご参加くださった受賞者様やご家族様、企業様本当に感謝しております。 今年の表彰式では、表彰状と記念品の授与、そして就業先の企業様よりお祝いコメントを頂戴し、最後に受賞者の方々にも今の想いを一言ずつ頂戴しました。 コメントの中には、「色々あったけど、家族や周りの方のサポートがあって働き続けることができた。」、「この場に立って、がんばってきたんだなとあらためて実感しました。」など…。 3年間「いろいろ」なことを経験され、乗り越えてこられたからこそ、今日を迎えることができたのだと、それぞれの想いが伝わってきました。 受賞者の皆様、ご家族の皆様、本当におめでとうございます! 第2部は、堺事業所を卒業され、3年継続就業者のOさんのインタビューから始まりました。 Oさんとは、利用開始から就職されるまで訓練に携わってきましたので、毎日休まず、本人のまじめさとコツコツ作業をこなすところが企業様にも評価され、お祝いコメントにもあったとおり、頼られる存在になっていることを実感しました。インタビューの中でご家庭のことやご自身の障害特性にも触れられ、言葉に詰まる場面もあり、これまで色んなことを乗り越えてがんばってこられたことが伝って胸が熱くなりました。 続いて、Kさんを担当した堺事業所の支援者と就職先の企業様にご登壇いただき、就労に至るまでの伴走についてお話を伺うことができました。Kさんが通われていた大学からの紹介で雇用までにつながったのですが、企業のご担当者様が直接Kさんのご自宅、クロスジョブまでご来所いただき、訓練の様子を見学されながら、ご本人だけでなく周りの状況を把握したうえで働きやすい環境を整えてくださったことも働き続けてこれた大きな要因だと思います。 またT社では、人事・採用担当者が現場受け入れを馴染んでもらうため、現場で工場業務をご本人に説明、入社後は業務説明して仕事ができるかを現場の方々も参加して、両方が合意なら採用するなど、ミスマッチが少ないとのこと。実習期間2~3週間と長く、トライアル雇用も6カ月あり、準備が整っているため、離職も少ないとのことでした。こういった企業の受け入れ態勢が整っていると、働く前にしっかり納得したうえで安心して就職ができるということですね。(シンポジウムの中で伺った内容です。) シンポジウムでは「活躍して働き続けるために必要なこと」をテーマに企業様にご登壇いただき、パネルディスカッションを行いました。 お話の中で特に印象に残った部分をご紹介させていただきます。 T社:毎朝のミーティングは障害者のみで行っている。理由は、指示されることなく自分たちで決める。 S社:自立できる環境が一番大事、どうすればその環境を作れるか。 ここでピンときたのが、今回テーマである「活躍して働き続けるために必要なこと」が何なのか。 企業や支援機関、支援者、家族など周りのフォローは必ず必要ですが、一番大事なのはご本人が自立すること、自立するための支援が必要であることを実感しました。 クロスジョブを卒業され就職された方たちは色んな壁にぶつかりながら毎日頑張っておられます。けれども不安やしんどさからご本人、ご家族、企業様からもご相談の連絡があります。 意見やヘルプを求められた時、ご本人がどうしたいのか、どうすべきなのかを自身で気づき、決断できるようこれからも伴走を続けて行きたいと思います。   最後になりますが、シンポジウムにご登壇いただきました企業様、インタビューにご協力いただきました企業様、チャレンジャーズの皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました。