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こんにちは、堺の立川です。 この土日で突然秋がやってきた感じがしています…皆さんの体感はいかがでしょうか?   さて、9月16日、2023年度クロスジョブ雇用促進フォーラムを無事に終えることができました。 ご協力頂きました企業の皆様、ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。そして、3年勤続表彰者の皆様、本当におめでとうございます。 今回は、表彰者の方おひとりずつにコメントをお願いしました。3年って決して短い時間ではなくて、その時間の中で、それぞれに悲喜交々、色んな気持ちを乗り越えて、あの時、あの場所に立っておられたのだ、ということを、よりリアルに感じることができました。素敵なコメントをありがとうございました。   午後のインタビュー・シンポジウムも、学びの多い時間でした。 まず、クロスジョブ堺から就職されたOさんのお話をお伺いしました。Oさんには、堺事業所のグループワーク「OB講和会」にもご協力いただいたこともあり、訓練で大切にしていたことや、企業の中で頑張っていることのお話は伺っていたのですが、それ以外の、Oさんご自身の背景まで、失礼ながら存じ上げておらず… クロスジョブを利用して下さる皆様が、それまでどんな人生を歩んできたのか・どんな気持ちで過ごされてきたのか・これからどんな未来を想像されているのか…その方のことを教えていただいて、まずはそれまで日々を歩まれてきたご本人に目を向けられるような、そういう人間でありたいと強く思いました。   次に、株式会社ツルミテクノロジーサービスの若松様のお話について。 堺事業所の利用者の方がご就職されたとのことなので、先輩方より先に「こんなにも伴走して下さったんだよ」と伺ってはいたのですが…雇用に至るまで、何度も何度もご本人のことを知ろう・理解しようとされていたこと、なんだか勇気がもらえます。そこまでして下さる企業の方もいらっしゃるんだ!と。 全部の企業に、若松様のようなご対応を求めることは難しいのかもしれません。ただ、「難しいだろうな…」と、勝手に諦めるのではなく…「こういうことはできませんか?」と、こちらから発信していくことだったり、歩み寄ること、理解していただけるよう努めることが大事ですね。本当に勇気がいるのだけど… ここ何度かの研修ブログにも書いている通り、企業もご本人を支える仲間であり、企業の中の従業員さんのことを支援する、という気持ちで。前向きに関わっていきたいです。 上記の話は、きっとシンポジウムにてお話しが挙がった、企業目線も持っておいて欲しいという部分と重なるところでもあります。 企業に対しても支援させていただく、というスタンスを持つならば、利用者の方を知ることと同じだけ、企業のことを知っておく必要があると感じます。 本当に、バランスが難しいな、と思います。とはいえ、難しいな、で終わらせるわけにはいかないので(泣)、試行錯誤しながら、探っていくしかないですね。 少し話はずれるかもしれませんが、先日、企業の方からご連絡をいただきまして、「どう伝えたらいいか、立川さんに聞きたくて」と言っていただけたことが、じわじわと嬉しいな、と思っているところです。(あまり呑気な状況ではないのですが…) そんなふうに、私たちのことを頼ってきていただけるような関係作りと、信頼にしっかり応えられるよう、今後も精進して参ります。   最後に…今回、パネル展示のインタビューにも携わりまして、当事者インタビューとしてご登壇いただきましたOさんと、Oさんがお勤めされている企業様にご協力いただきました。お忙しいところお時間をいただき、重ね重ねお礼申し上げます。 インタビューの中で印象に残っているのは、ご担当者様が、「自分に合った働き方をする、というところをOさんが先陣切ってやってくれている」と話されていたところです。 総会の際に、ある企業の方が「障害者の方が働きやすい環境はみんなが働きやすい環境だ」といったことをお話しされていたことが思い出されます。 勿論、Oさんは、Oさん自身のお力が戦力となって、企業の中でご活躍されていますが、Oさんの働き方が浸透して、色んな人がそれぞれの力を最大限に活かすことができたら、すごく素敵ですよね。それはやはり、OさんがOさんに合った働き方の中で、パフォーマンスを発揮されているからこそ、企業の方から出てきた言葉なのかなと思います。 自分からは見えなかった、企業にとっての障害者雇用の目的やメリットを知ることが出来て、なんだか嬉しかったです。   来年の雇用フォーラムでは、私が訓練を担当した方も表彰されることになるはず。そしてまた3年後には、私が担当した利用者の方が表彰式の場に立っていたらいいな。クロスジョブから就職された皆様と同じように、私も、また1年、また1年と、頑張っていきたいです。   以上、雇用フォーラムの感想でした。