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こんにちは。堺の立川です。 ちょっと前まで、まだまだ暑いなーと思っていたのに、急に寒くなってきましたね。昨夜は薄い長袖にジャケットを羽織っていても寒くて、なんでこんなに寒いんや!と、どこにぶつけたらいいかわからない怒りと寒さで震えていました… 突然の季節の変わり目、皆様体調崩されませんよう、ご自愛くださいね。   さて、本日は、自閉症eサービス ザ・現場リポート③~若手支援者による実践報告~(就労支援編)の話題提供者として、発表をしてきました…! 研修はオンライン形式だったので、実際に受講者を前にして話したわけではないのですが、初めての事例発表、ひとまず無事に終えることができて、ほっとしています。   今回、ジョブジョイントおおさかの安田さんも話題提供者として参加され、私は就労移行、安田さんには就労定着の話をしていただきました。 安田さんは、支援に携わって7年目の支援者さんで、今は定着のケースを30ケースほど担当されているとのことで、とても勉強になる発表をされていたので、先に安田さんの発表について、ブログを読んでくださる方にシェアしたいと思います。   安田さんの発表では、知的障害を伴う発達障害の方の事例を通し、その方の自律訓練期⇒就労移行期⇒定着支援期をご説明いただいた上で、安田さんが定着支援という現場で感じておられること・大切にされていることをお伺いしました。 私も今、定着支援ケースで頭を抱えているところだったので、首がもげるほど頷くところが多数ありました…笑 以下4つ、箇条書きにしてまとめます。 ①「就職後すぐ(雇用前実習)の支援が肝心」 ・途中で変更することは難しい。前できていたのになんで?となる。←痛感しています。 ・企業にお願いすることは、最初の段階でしっかり伝えておく。 ②支援が終わってから、いろいろなことが起こる。 ・企業の中では、人や場所など、環境は変わるもの。 ・環境の変化を伴うことが、働くということ。変化の中で働くということ。 ③企業の方とうまくいかないこともある。 ・企業は仕事をしてもらいたい。大事にしていることがそもそも違う。 ・その中で本人が、ストレスを抱え込みすぎずに働くためにはどうしたらいいか。※ストレスは0にはならない! ④支援者は誰の味方なのか? ・企業の思い、ご家族の思い…どの立場の気持ちもわかるけど、誰の気持ちを一番大切にしないといけないのかを、忘れない。 以上4つ、すべて聞いていてその通りだな…と思いました。安田さんが、定着支援に携わる中で得られた知見だからこそ、今の私にはとても刺さりました。 発表の最後に安田さんが、定着支援は楽しい!と話されていたこともすごく印象的です。 企業と本人のバランスを取るのが本ッ当に大変です。でも、この3年間、企業の方から「〇〇さんが来てくれて助かってるんです」というお言葉を聞くことができたり、移行時は大丈夫かな…と思っていた利用者さんが堂々と企業の中で働かれている姿を拝見し、嬉しい気持ちになったのも事実です。安田さんは、それだけではなく、お金を自分で稼ぐことで、その方の世界が拡がる、といったことも話されていて、感銘を受けました。お給料で好きなものを買う、次の目標にチャレンジする…そういった、就労の先にある、利用者さんを見ることができるのも、定着支援の良いところなのだと知ることができました。   企業は変わるもの、定着が終わってからいろいろ出てくるもの、ストレスは0にはならない…そう言ってもらえて、とても勇気をもらいました。そうですよね、勿論問題が起こらないために出来ることを企業に知ってもらうことは大大大前提ですが、問題が起こることがダメなのではない、問題は起こるもの。問題が起こったときに、企業も本人も、どう対応するかを知っておくことや、「こんなことがあって、どうしたらいいですか?」と相談してもらえる関係作りをしておくことも、すごく大切。 問題が起きないように…ではなくて、問題は起こるもんや!と思っておくだけでも、ちょっと余裕を持って、支援ができるような気がしています。定着支援…私も、頑張りつつ、楽しみたいな!   あまりにも安田さんの発表が良かったので、長くなってしまいました… 私自身の発表については、ブログが長くなってしまうので、記事を分けたいと思います。   安田さん、とても貴重なお話しをありがとうございました!