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皆さん おはようございます!こんにちは!こんばんは! 今回はタイトルの本を読んだので報告します。   ▼「引きこもり」の正体  「引きこもり」と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか? 今の世間的には、制度から外れた人、レールから外れた人、自己責任・個人の責任という考え方を持たれるのではないでしょうか?    ですが、果たしてそうでしょうか? 今回の本では「引きこもり」は防衛反応、自分の身を守るための1つの手段という視点が書かれていました。    引きこもったきっかけは、不登校、パワハラ、いじめ、トラブルに巻き込まれたなど様々だと思います。    心理学の防衛機制の中にも「逃避」という概念があります。自分の心を守るために逃避したと考えることができます。    それぞれきっかけは異なるとはいえ、身を守るために必要な対策、手段だったのではないかと思います。   ▼家から出るきっかけ  自宅から出るきっかけになる制度や仕組みはあるものの、利用が出来ず漏れてしまうことも書かれていました。ここに就労移行が関わっていけるポイントがあるのではないかと思いました。しかし利用期限もあるので、デイケアや地活などとの連携が必要かもしれません。    世間的な社会復帰は、社会との関係構築、経済的な自立、収入を得て生活と捉えられています。ですが、引きこもりから抜け出した方のエピソードはそれぞれ異なります。必ずしも働くことがきっかけではありませんでした。    支援者としては、ここでも個別化の意識が大事だと思いました。人それぞれのプロセス、ペース、時間、やり方は違います。本書には「自分の意思で掴んだ人間関係の中で社会に生きる意義を見出せる人もいる」と書かれていました。    その人に合ったきっかけを提供することが肝要なのだと思いました。