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皆さん おはようございます!こんにちは!こんばんは! ブログを見てくださりありがとうございます。クロスジョブ堺の谷口です。 今回は11期・12期の事例発表会に参加したので報告します。   初めに今回一緒に参加していただいた12期の皆さんお疲れ様でした。 色々な事情が重なり今年の4月に1期上の私が同期研修に合流させていただきました。 ですが、快く受け入れてくださりありがとうございましたm(_ _)m   また、代表、伊藤さん、濱田さん、砂川さんお忙しい中時間を取って参加いただきありがとうございました。   ▼12期メンバーの発表からの学び(発表順) 田澤さん(札幌事業所) ・田澤さんの発表からは利用者さんのペースに合わせるという考え方を改めて学ばせていただきました。就職活動も本人に合わせたもので進める事が大事で固定概念で考えすぎないようにすることが大事でした。 ・気になる行動があっても表出している行動だけで考えるのではなく、その行動の背景には何があるのかを多角的にアセスメントすることの大事さを学びました。 ・発表の中には「課題=解決」がすべてではないという内容も含まれていました。どうしても面談の中で何か解決しないといけないと思っていたが、解決することだけがすべてではないということでした。   徳野さん(鳳事業所) ・唯一の高次脳機能障害者ケースの発表でした。また、同居している家族構成が少し独特であったため、砂川さんからは同居家族の年齢などからもアセスメントできたことはあったのではないかとアドバイスをされておられました。また「性格はなく、本人の認知」という視点についてもお話があり、性格という概念は昨今、本人の認知で構築されているという考え方が一般的であることも学びになりました。   立川さん(堺) ・立川さんの発表では2点学びになりました。 ・1点目は氷山モデルを意識することです。氷山モデルは「行動とは氷山の一角のようなもの、水面下のみえないところには、はるかに大きく重要な部分があります。水面下を想像するように自分の内面を考えて、ノートなどに書いてみましょう。」という考え方です。これは、利用者さんの訓練の中で表出される言動の背景を考えることが大事という考え方です。 ・立川さんの発表の中では支援者の姿勢についてもお話がありました。「支援者の役割は本人の能力を決めつけるのではなく情報提供を行うこと。本人の気持ちに沿ってできるようにサポートすること」という内容でした。本当にそうだなと思いました。利用者さんが自分で選択・決定することができるようにサポートすることが大事だということでした。   平岡さん(鳳事業所) ・平岡さんの発表で印象に残ったのは「1人では支援はできない!」ということです。これは支援をする中で様々な支援機関の方に協力いただきながら支援していくことが、利用者さんにとって良いのではないかという話でした。スタッフと利用者の2者関係だけではなく、他の支援機関の方からもお話いただくことで分かることもあります。毎日関わっていない方からの第3者目線での意見を言っていただくこと、話を聞いていただく機会を作ることが大事だと感じました。 ・今回の事例ではチャレンジ雇用の理想的な活用をされていました。この方は働いた経験が少ないこともあり、チャレンジ雇用でまずは経験を積み3年後転職することを目標にしておられました。働いた経験がない方にとっては経験を積む良い機会になると思いますし、転職を意識して取り組めば有効に時間を使うことにつながります。   ▼事例発表会での感想 ・事例発表会に参加させていただいて、人前で発表する機会をいただけたことに感謝しました。自分が普段やっている支援について第三者から客観的な意見をいただけます。発信して意見をいただいて改善していくことが出来ればより良い支援を届けることができます。こういう機会には積極的に参加していきたいです。   ・自分も含めた他のメンバーの発表の中で意識されていたのは「本人の言動の根本・背景はどこにあるか?」という視点でした。訓練の中や、実習、企業での定着支援で相談として相談されるのは「困った行動」「問題行動」と言われるものです。訓練の中で「本人の言動の根本・背景はどこにあるか?」を利用者さんと一緒に考えたり話すことで実際に働くことになった時に企業の方に伝えることができます。   ・砂川さんから「性格という概念はなく認知機能による捉え方」という話がありました。よく考えると本人が認知したものから考えたり感じたりします。性格という言葉で安易に捉えてしまうのではなく「この人の認知はどのようなものなのか」としっかり向き合っていかないといけないと改めて感じました。   ・就労移行支援を丸3年経験して現在4年目ですが、今までは日々がむしゃらにがんばってきました。今回このように自分の支援を振り返って発表したところ、気づいていないだけで知識や経験が少しずつ積みあがっていたことに気づきました。例えるなら階段に似ていると思いました。階段を上っていると目の前の階段を上るのに必死で大変ですが、ふと後ろを振り返ると「こんなに上っていたのか…!」と気づく瞬間があります。日々の支援は階段なのだと思いました。残りの4年目とこれからの5年目、6年目と就労支援の階段を上っていきたいと思います!(^^)!