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先日、障害者就労促進セミナーに参加させていただきましたので、ご報告します。
今回のセミナーでは、「障害者雇用を企業の戦力に」をテーマに、L社の方から障害のある方が働いている業務紹介と障害特性に合わせた取り組みについてお話しいただきました。
面談でプライベートのお話をするだけで2時間経過してしまった、普段3~4週間雇用前実習をしているところを1週間しか行わず事前評価が不十分なまま採用してしまい、業務を行えない状態になってしまった…など、これまでの失敗事例についてもお話しいただきました。中でも就職された方の病状や障害について、事前に支援機関から情報提供してほしかった、隠していてもわかることなのでと切実にお話されていたのが印象的でした。
就職の幅が狭まるかもしれないと考えて精神疾患を伏せて就職活動をしたいと思われる方もいらっしゃいますが、長い目で見るとご本人、企業、支援機関いずれにとっても不利益になってしまうと改めて感じました。
精神疾患については誤解や偏見も多いので、正しく病状を説明できるようにしたいと思います。
また、後半はグループワークを行いました。
「見ている人がいないと清掃が雑になったり、マイペースになってしまう」「こまごまとした作業に時間を取られて本来の業務に専念できなくなっているので、一部の仕事だけ担ってもらえればと看護補助の求人を出しだが、応募が少ない」など、グループワークの中でも企業の方の困りごとを聞くことができました。
同じグループにいらっしゃった就ポツの方が「完成形の写真を貼り出したり必ず報告に行くようにしてみるといいかもしれないですね」「看護補助だと業務がたくさんあるのでは?と想像される方も多いので、該当業務のみで求人を出してみると応募が増えるかもしれません」とアドバイスされているのを見て、こうしたやりとりを通じて企業の方との関係を築いていくんだろうなと感じました。
(相談されていた企業の方も手順書を張り出したり、日報を書いてもらうようにするなど既にたくさんの工夫をされていました)
障害者雇用で「こうやったらうまくいきました」という事例を聞く機会はたくさんありますが、うまくいかなかった事例、「こうしてほしかった」「こうしておけばよかった」というお話を聞く機会はあまりないので、大変勉強になりました。
貴重な機会をいただき、心よりお礼申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。