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こんにちは、堺の立川です。   3月ですね!まだまだ寒いですが、晴れたら日差しが柔らかくて、春がそこにいるな〜と嬉しい気持ちになっています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。   先日、11期・12期・13期の合同研修に参加させていただきました。 今回は、梅田事業所・木下さんの事例発表と、11期・12期のみで堺事業所・谷口さんの事例検討を伺いました。   木下さん、谷口さんが挙げられた事例は、両者とも3年目の利用をされていたケースでした。 私も、3年目の利用者様を担当していますが、なかなか企業とのマッチングが上手くいかなかったりもして、難しいなあと唸る日々を過ごしています。   同じように、迫る利用期限の中、その方が就職することを諦めずに取り組まれた木下さんと、現在進行形で日々動かれている谷口さんから、「みんな頑張ってるんやから、私も頑張らな! 」というエネルギーをいただいたように思います。   木下さんのケースは、障害特性のみならず、ご紹介元である就ポツも把握していなかった生活面での課題もお持ちの方でした。最終的に、生活支援センターに繋がり、訪問看護のご紹介をされ、生活面の支援はお任せ出来たようなのですが、そこに至るまでの木下さんの介入の濃さに驚きました。木下さんががっつり関わったからこそ、どういった支援が必要なのかを具体的に他の支援者に伝えることができたと教えていただきました。   障害特性のアセスメントを取ることと、生活面を整えることに時間を要したのだと思います。3年目の利用延長手続きをされていますが、3回も役所にアタックされている点も、本当にすごいです。木下さんからだけでなく、生活支援センターの方にも、市役所の担当者に延長の相談をしてもらったり、市役所の担当者の方に書類の書き方を助言してもらうなど…「これが色んな人を巻き込むってこと…!?」と、衝撃を受けました。   ご本人の長い人生を考えたらB型という選択肢もあるのでは?と、木下さん・梅田事業所のチーム自体が、揺れたこともあったとのことでしたが、一般就労を諦めずに支援をされ、結果を残されたことに、勇気をもらえます。   ご本人の希望で、話し合いの結果、B型へ、という選択は勿論あると思います。ただ、就労支援という福祉サービスを提供している私たち支援者が、諦めたらあかんやろ!という思いを、改めて学ばせていただいた、木下さんの事例発表でした。   谷口さんの事例検討では、谷口さんから、「3年目となる前に、もっと支援できることはあったのでは」という投げかけをいただいていました。 振り返って、ここは拘らなくても良かったんじゃないのかとか、こういう関わりが必要だったのでは、と考えることはすごく大事ですね…   利用期限はあくまで2年。とは言え人なので、2年の中でやり切れないことは勿論あります。3年目があったからこそ、活躍できる場所へと進めた方もいらっしゃるはず。でもやっぱり、その分利用者さんの時間を頂いているという意識や、時間を掛けすぎないために優先順位を付けて取り組まないといけないこともあります。日々の支援で忘れてはいけないポイントです。   そしてこれは毎回毎回、札幌事業所の伊藤さんから教えていただいくことですが、支援をしていると、どうしてか課題ばかりが目についてしまうんですよね…でも、大切なのは、ご本人が強みを活かして働くことです。   その方の色々な側面が見えてきたときに、それこそ優先順位を付けて支援ポイントを見極めることが大切です。強みをちゃんと押さえた上で、ここは整えた方が、強みが活かされて働けるのでは?というところを支援していくこと。   私も直近で思い当たる節があり、うーんどうやってご本人と整理しようかなと思っているところだったので、本当に大事なことを、改めて気づかせていただけました。   伊藤さんがちらっと、「田澤さんが担当された方についてはみんなでその方の強みがどこかを上げたんだよね」と話されていたことも印象的でした。(もしかしたら事例発表のときも教えていただいていたかも?)    堺事業所でも、自己紹介シート作成後の議論だったり(作成前でもいいかもしれない!)、就活が佳境に入った方には改めて強みの整理・どう企業に伝えていくかの議論をしていくのもいいかも、と思っています。   本当に、学び学びの同期研修でした。 一緒に頑張っている仲間がいるって本当に心強いです。私も、しつこく図太く、時にはちょっと厚かましいくらいに、あきらめない気持ちを持って、また明日からも精進していきます!   改めて、木下さん、谷口さん・研修調整くださった伊藤さん、濱田さん、ありがとうございました!