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こんにちは、堺事業所の荒本です。 先日、11期・12期・13期の合同研修に参加させていただきましたので、その報告をさせていただきます。 内容は、①梅田事業所・木下さんの事例発表 ②13期間での意見交換 です。   ①事例発表 重度の記憶障害を呈する方が就労に繋がるまでの道のりについて、というテーマでお話しいただきました。 手作りの治具や、金銭管理など生活面でのサポート体制、3年目の延長にあたって生活支援センターの方から市役所の担当に相談をしてもらったり、書類の書き方についても市役所の方からアドバイスをもらったり、B型の選択肢もあるのでは?と考えたり…など、利用者さんのがんばりや支援者の悩み、葛藤が伝わってくる内容でした。 後の13期での意見交換の際にも「協力を得るための支援機関への伝え方」という話題も出ましたが、ここまで丁寧に支援されていたからこそ、訪問看護など他の支援機関に引き継ぐ際に支必要な支援を具体的に伝えて、協力を得ることができたのかなと感じます。 ご本人の一般就労したいという気持ちに応えて、サポートしていくのが就労移行の役割だと再認識させられるような時間でした。   ②13期意見交換 同期の皆さんや他の事業所での取り組みを聞いて、自分に欠けていた視点に気付かされるのはいつものことですが、今回は特に「札幌事業所では、3年目の方の企業開拓を行うにあたって、事業所全体で強みを上げて、改めて共有した」というお話が印象的でした。 3年目に限らず、毎日お会いしていると「この人はこういう人」というのができてしまったり、あえて今更言うことでもないかな…という遠慮が出てきてしまいますが、ご本人が強みを活かして働くために、立ち止まって、些細なことでも改めて共有するのは本当に大事だなと感じました。 また、私は余裕がなくなってくるとつい課題点にばかり目を向けてしまったり、「就職するなら、ここは直さないと」となってしまいがちなので、利用者さんの強みに目を向けるというクロスジョブの支援をしっかり実践していけるよう、気持ちに余裕を持てるような3年目にしていきたいと思います。   今年度の研修はこれで終了ですが、今回は12期の先輩の事例発表を聞けたこともあり、いつも以上に刺激を受け、勉強になりました。 聞いていて、「こんなところまで支援するんだ」と圧倒されてしまうような内容でしたが、「ここまで頑張った先輩がいるんだ」と励みにして、3年目を迎えたいと思います。   最後までお読みいただきありがとうございました。