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こんにちは。クロスジョブ堺の月城です。 いよいよ今週から桜が開花しそうですね。週末あたり近くの公園に出かけて花見をしようと計画中です。 ひさしぶりに本を読みましたので、感想を書かせていただきます。   なぜ人と人は支え合うのか「障害」から考える 著者:渡辺 一史   本書では、2016年に起きた相模原障害者施設殺傷事件や、筆者がボランティアを通して障害者との関わりの中で経験したことやモノ言う障害者と言われる方たちへの取材を通して「健常者」と「障害者」について、また「障害者」を「自分」に置き換えて考えてみる、「自立」とは、誰の助けも必要としないということではなく、何をしたいかを自分で決めること、人は誰かを「支える」ことによって、逆に「支えられている」ということなど色んな視点は考えさせられる部分が多かったです。   本書に出てくる「こんな夜更けにバナナかよ」の主人公で筋ジストロフィー患者の鹿野さんとボランティアのエピソードが印象に残りました。話の中でタバコをきっかけに衝突したエピソードがありましたが、鹿野さんがタバコを吸いたいといった時、介助者である山内さんは体に悪いとやめたほうがいいと止めたといいます。 この体験からは、お互いの考え方を率直に伝えるか伝えないかが重要な違いがあること。 障害者と話をするのは緊張すると言うのも、これを言ってもいいだろうか、気分を害さないだろうか、色々と気を使ってしまう場面はありますが、自分はこう思うと相手に伝えることが重要だと思いました。 日々の支援で利用者さんが指摘や注意は苦手、でもちゃんと理由を説明してくれると理解できると言われます。相手の気持ちをくみ取ることが苦手な方もしっかり理由をわかるように伝えることで納得もするし安心もする。これが大事なんだなと改めて感じることができました。    人は誰かを「支える」ことによって、逆に「支えられている」 普段、私達は利用者さんを支援し、サポートしていますが、私たちもまた利用者さんとの関わりの中で気づかされ、支えられていることを深く考える時間になりました。 最後まで読んでいただいてありがとうございました。