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こんにちは。堺事業所の久保です。
久しぶりの更新となりました。寒くなったり、暑くなったり変動の多い日々ですね。
最近は娘と一緒に駅まで歩いていくのが日課になり、落ち葉を拾ってみたり、自販機で買うフリ、飲むフリをしたり、「時間がない!」と一緒に競争をしたり。最初は20分強かかっていたのが、3カ月ほどで15分にまで縮まりました。成長に日々驚いています。
さて、本題です。
『なぜ人と人は支えあうのか「障害」について考える 著:渡辺一史氏』の読書感想です。内容については、他の皆様も上げられているので簡単にとなりますが、『こんな夜更けにバナナかよ』の映画の筆者でもあり、鹿野さんとのエピソード、また相模原市の障害者施設での事件についても取り上げられています。
読んでいると鋭い投げかけがたくさんあり、自分の弱さというか弱点を多く突かれた気がしました。頭のどこかで「~あるべきだ」というラベリングをしており、普通はこうだろうと自分が思ってしまっていることを痛感しました。
例えば、鹿野さんがタバコを吸うことに関しても、「体に悪いからやめた方がいいんじゃないかな」と思ってしまう自分がおり、捉え方によっては“優しさ”なのかもしれませんが、それもこうあるべきだ、という心理があると思います。ボランティアの男性が仰ったように『結局、鹿野さんの人生なんだから、タバコを吸おうが吸わまいが、それを介助者がサポートするのは当然だ』という言葉にその通りだと感じました。
そして、「普通って何?」と聞かれると答えれない自分がおり、感覚で物事を考えてしまっていることを反省しました。
人権、尊厳、尊重・・・その時その時、相手の立場に立って考えて出来ているのか。
本の内容を忘れず、日々の皆様との関わりを見つめなおしていきたいと思いました。
また、本の中では制度についても触れられていました。今、制度があるのは当たり前で、制度の中で支援をしていますが、制度がある成り立ちや意味を知ることも重要だとも感じました。誰のための、何のための制度で、物事の本質を見極めるためには、知識がないといけないとも感じ、そのためにはご本人の声を大事にしていき、勉強をしていく必要があるとも思いました。
今後の支援に生かしていけるよう、努めていきます。