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こんにちは。堺事業所の荒本です。   今回は、 なぜ人と人は支えあうのか「障害」について考える 著:渡辺一史氏 の読書感想を上げさせていただきます。   本書では、相模原で起こった障害者殺傷事件や障害者がどのように社会に働きかけ、制度・環境の整備、障害者への理解といった権利を獲得してきたかにも触れつつ、著者の渡辺一史さんが障害者や介助者への取材を通して見聞きしたこと、考えたことをまとめています。 「障害者と話すとき、変に緊張してしまうのはなぜだろう?」といった疑問から始まるところも読みやすく、自分の視野が広がる本だと感じました。 生まれた時からあったエレベーターや案内標識は「あって当たり前」のものではなく、当事者の方々の訴えよって設置されたものであること、 疲れていても重い荷物を持っていても、エレベーターに乗って移動ができるのは、当事者の方々が声を上げたからというエピソードが印象的でした。   以前参加したイベントでお聞きした、 ・障害のある人を含め、新しい人を受け入れるために、職場や仕事の仕方を見直す ・当たり前になっていることに改善の余地はないかを見直す ・教える技術が身につく ・職場内のコミュニケーションが増える といったことを通して、職場全体の力を高めることにつながる、といった企業の障害者雇用についてのお話と共通することだと感じます。 自分のできない部分を他人やものに助けてもらうよう相手に伝えることには勇気がいりますし、立場の違う人間に理解を求めるのも面倒で心がすり減ることではありますが、 そうして必要な声を上げた方々のおかげで私たちの生活は成り立っているのだと改めて心に刻んでいきたいと思います。 私がこの本を読んで感じたことは以上です。 最後までお読みいただきありがとうございました。