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こんにちは!堺の立川です。 怒涛の6月が一瞬で過ぎ去り、暑い夏の気配がしますね。どんよりとした天気が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。   6月22日、23日の2日間、職員研修とNPO総会に参加しました。 代休として、24日の月曜日は訓練をお休みにさせていただいています。ご協力いただきました利用者の皆様、ありがとうございました。   まず、職員研修にて、高松大学 山口明乙香先生による基調講演を拝聴したことの学びから、まとめていきたいと思います。 講演のタイトル「Society5.0時代」という言葉を恥ずかしながら初めて伺いました。2018年頃から言われていただなんて驚きです。でも、当時のことを思い返すと、この6年の間ですごく変わったな、ということはわかります。ニュースでchatGPTの話題は常に挙がっているし、ファミレスではロボットがご飯を運んできてくれるし… ですが、山口先生の話を伺って…「ロボットがご飯運んでくれることにキャッキャしてるレベルやと、置いてかれる…!!」とめちゃくちゃ焦りました。なぜなら、今まであった仕事が、どんどんAIやデジタル化で、人の介入が不要になっていて、その代わりに新しい仕事がどんどん生まれていっているから。そして、今の小中学生たちは、小さい時からデジタル化された環境に身を置いて育っていて、20代、30代の私たちと全く見えている世界が違うからです。 社会構造が変わって、必要とされる仕事が変わる…FAXが今ほとんど使われなくなったように。でも、なんとなく、まだ大丈夫なような気がして、向き合えていませんでした… でも、就労支援を必要とする方々の就職先や作業内容が、今とは全然違うものになる。それどころか、在宅ワークでのデータ入力作業が当たり前やん?みたいな方がこれから増えてくるわけで… 何にせよ、支援者が、これから衰退する産業・成長する産業など、社会の状況をタイムリーに捉えて、その中で利用者の方々が活躍出来る作業を知って、その作業を行うために必要なスキル、そのスキルを習得いただくための訓練とは何かを知っておかないといけません。そのためには、まずは支援者が、デジタルツールを今のうちに積極的に取り入れて、何ができるのか・どんな作業に活かせるのかなど、把握しておくことが急務です。 デジタルツールありすぎて、一体何から手を出したらいいの!?というところで二の足を踏みまくっていましたが、山口先生から、「みんなで分担しながら使ってみて、これ使いやすいよ、とか、こういうのに使えるよ、という意見交換をしたらいいんじゃないかな?」とご助言をいただきましたので、まずは堺事業所の皆で取り組んでいきたいなと思っています。思っているままだと多分そのままなので、次の事業所会議で議題に上げますね。教えていただいた「みんなのテレワーク就労推進」のホームページを読み込むところも、このブログを書き上げたらやっていこうと思います。   それにしても、「今まで匠しか出来なかった仕事が、他の人にも出来るようになる」「重度身体障害者の方が、遠隔で接客をしたり、デジタル機器を駆使して文章を書いたりしている」「慣れ親しんだ場所で生活をしながら、仕事ができる」など、これまであった課題が解決できる世界に、なりつつあるんだ!ということに希望を感じました。勿論まだまだ出来ないこともあると思いますが、誰もが、何かの制限なく、やりたいことにチャレンジできる社会を作っていけたら、更に良いアイデアが生まれてきたりして、もっと素敵な未来になるんじゃないかなとワクワクしています。 とは言え、山口先生も仰っていましたが、「魔法では無い」んですよね。どんなツールを使ったらやりやすくなるのか?を、トライアンドエラーを繰り返して、自分のものにしていって、それを利用者の方々に還元し、可能性を拡げていく支援ができるよう、努めます。 山口先生、とても勉強になるお話しを、本当にありがとうございました。私も先生のように、社会の動向をキャッチしながら、「できる」に目を向けられるような支援者になれるよう、頑張ります。   長くなって申し訳ないですが、続いては、「就職後の企業面談」のワークショップでの学びについてまとめたいと思います。 就職後の企業面談…正直にいつも、「これでいいのだろうか…」という不安を少し持ちながらのぞんでいたので、少しでもこの不安をなんとかできれば…という思いで参加させてもらいました。 今回、ワークショップのロープレのお題として、「キーパーソンが変わった途端に上手くいかなくなった上に、キーパーソンの方もそっけない」という、すごくリアルなお題を元に、どんな面談をすれば良いかを話し合いました。(実際のロープレは鳳事業所の平岡さんががんばってくださいました。お疲れ様でした…!) その時、長谷さんから教えていただいたことで、自分の中で響いているのが、 「引き継いだキーパーソンはどんな気持ちだと思う?」ということです。その投げかけをいただくまでは、「理解してくれてないな」「興味無いのかな」「軽く見てるのかな」と、「私たちのことを理解してくれてない」という思いが先行していました。しかし、「キーパーソンも急に作業が変わっていっぱいいっぱいだったのかも?」「もしかしたらちゃんと引き継ぎがされてないのかも?」と、考えると、こちらのことを理解して欲しい!よりも、まずはこちらが、相手のことを理解しようとする、知る、教えてもらうことが大事だと気づきました。 また、3者面談のロープレでは、「キーパーソンが苦手すぎて顔を上げられないご本人」「そっけないキーパーソン」「支援者」という状況でロープレが始まったのですが、私の場合、実際そんな場面だと、「なんとかしなきゃ!」という気持ちでいっぱいいっぱいになります。ですが、「苦手な人から色々言われても、本人には入らない」「その場で解決できなくてもいい。まずは企業の方と信頼関係を作ることや、本人との距離感を見ることに留めておくでもいい。」「支援者が動揺を見せないことが大事」など教えていただき、焦らなくていいんだな、と思えてとても安心しました。 私はすぐ正解を探してしまう癖があるので、面談のやり方に正解は無い、と村上さんが教えてくださったことも、とても心強かったです。取りまとめてくださった米子の濱田所長からも、「企業のことは企業に教えて貰ったら良いよ」というアドバイスをいただけたので、これからはより一層、企業のことを教えてもらおう!知っていこう!という姿勢で、たくさん勉強していきたいです。 米子の井澤さん、福岡の片田さんのロープレも、おふたりとも積極的に企業の方に話を聞かれたり、本人と企業の間でしっかり話を回されていて、とても勉強になりました。 基調講演もワークショップも、大変勉強になりました。この学びを生かして、また頑張っていきたいと思います。   最後に、職員研修では、11月に予定されている、「職業リハビリテーション研究・実践発表会」のプレ発表の時間をいただきまして、ありがとうございました。 資料作成や表現のところで、見直しが必要なポイントを教えて頂きましたので、本番に向けて良い発表が出来るよう準備していきます。 聞いてくださった皆様、質問やご意見を上げてくださった皆様、ありがとうございました。   めちゃくちゃ余談ですが、後日スマートウォッチを確認したら、22日の11時半頃から心拍数が120を超えてましたよ、といった通知があって、何でやろ…と思ったら、発表してたからでした。これがsociety5.0時代…     以上、職員研修の報告でした。