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こんにちは! 堺事業所の樽谷です。 雨続きの中ではありますが、堺事業所では悪天候に負けずに企業見学に行ったり実習や就職活動に励まれている方も多いです^^   さて、先日22日に職員研修、23日に第15回通常総会が執り行われました。 初参加だった私にとっては、なにかと緊張しっぱなしでしたが、全事業所が大阪に集結する貴重な日で、まだ直接お会いしたことのなかったスタッフ、同期にも会うことが出来ました。 リハ研発表では事例をもとに分かりやすくまとめられていて、学びにつながりました。堂々と発表されている姿が印象的でした。 全てが新鮮で充実した2日間でした! 職員研修での学びを報告いたします。     職員研修の基調講演では高松大学 発達科学部の山口明乙香教授より【Society 5.0時代の障害のある人の「働く」を支える】をテーマに講義いただきました。   Society5.0時代と聞いて、正直ぴんと来ていなかったのですが、狩猟を中心とした社会が1.0であるとすると、5.0時代というのはAIやロボットなど情報化が発展した現代(2018年~)のことだそうです。   確かにここ近年、飲食店やショッピングに行くと、ロボットや自動化になっているお店がよく見られるようになりました。 それでも便利になったなぁと思う事はあっても、自分自身が情報社会の波に乗り遅れていると言う感覚を持っていなくて、機械オンチとまでいかなければ乗り遅れていたとしてもいざとなれば何とかついていけるかなぁと簡単に考えていました。   しかし!!山口先生のお話を聞き、どうやら私の体感しているよりも想像以上のスピードで発展していることがわかりました。   私自身、見聞きしただけで知ったように思っていたり、スマホにもたくさん便利な機能があっても使いこなせていないことが多くあります。 たとえば使えていない機能の1つ、音声入力を今回この文章の半分程試してみました。今さらでお恥ずかしながらもすごく便利で驚いています、、 アナログ時代からデジタル時代にかけて成長してきた私にとって知らないものに対しての抵抗感もあったかも知れません。 しかしこれからデジタル時代に生まれ育ち、当たり前にスマホやタブレットを使いこなす世代が増えてくる中で、どれだけツールを知ってて活用出来るかますますITスキルの格差がうまれるなと思います。   また、もう一つ大きな変化としてロボット化が進むと仕事の業種や職種もガラッと変わってくることも話されていました。減少するお仕事もありますが、その分増えたり新しい産業として生まれる仕事もあるんだそうです! 勝手なイメージでデジタル産業はロボットよりも高技術を求められるとばかり思っていましたが、紙文書をデータ化するためのスキャンのお仕事やバグのチェックをするお仕事など、特別な知識やスキルがなくても出来るものもあるようです。   今回の講義の中で印象深かったのは、支援者が利用者さんをバリアしていないかという問いかけにハッ!とする気持ちになりました。 こんなことをやってみたい、という思いに対して支援者が手だてを知らずに決めつけて諦めてしまうことが無いか・・ どんなに便利なデジタルツールも使わなければ役に立たないものです。 使っていく中で生活が豊かになるもの、支援に活かせられるもの、さまざまなアンテナをはって取り入れていきたいと思います。     職員研修午後のワークショップでは『企業への実習前打ち合わせ』に参加しました。 ロープレでは企業役、当事者役、支援者役に分かれたのですが、他のスタッフの対応が知れて、企業から聞かれた事に対して利用者さんに分かりやすく伝えて促したり、いいなと思う対応は自分も取り入れていきたいなと勉強になりました! 自分の番ではめちゃくちゃ緊張しましたが、実習前に3者間で話しが出来る貴重な場として、安心して実習が出来るようにするには、どう臨めばいいかを学ばせていただきました。 私の感じた緊張感が利用者さんにとって実習前打ち合わせで感じる緊張感であることを肝に銘じて、一緒に実習に向けて一歩踏み出せる前向きな利用者さんの気持ち、実習を受け入れてくださる企業様への感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。 お忙しい中ワークショップのために準備や打ち合わせをいただいた先輩方、ありがとうございました。     翌日の分科会・総会では『企業協働』について考える機会となりました。 (協働で調べると、立場が異なるものがひとつの目的や目標に向かって、それぞれの特性を生かして役割分担しながら取り組むことと出てきました。)   分科会ではハミューレ株式会社の斎藤様より、実際にあった事例をもとに、障害者雇用を進めるために取り組まれたことをお話しいただきました。 障害者雇用をする上ではその場で起こった問題に対して支援機関にスピード感を持った対応がありがたいとおっしゃられていました。 解決するかどうかではなく、一緒に考え寄り添う姿勢が大切なんだと知りました。   総会では持永理事より働くことは、傍(はた)にいる人を楽にすること。仕事とは仕える事であり誰かのために役立つことであるとお話を伺いました。 たくさんの就労支援事業が増えてきて、合理的配慮という言葉が一人歩きしているようなことも耳にします。 労働者、企業のどちらか一方通行では成り立たない関係性で障害者雇用を協働するには何が必要なのか、出来るのか・・改めて考えていきたいと思います。     総会も無事おわり、私にとっては入職2年目に突入です。 分からないこと、知らないこと、いっぱい考えたり壁にぶつかることもありますが、1年経って振り返ると大変なこともあるけど、楽しいなと思うことも増えてきました。 楽しいなと思えるときは利用者さんや企業様、支援機関の方やスタッフと関わって相手の考えに触れられたとき、気付きや学びがあるときだなと思います。 2年目も研修や実践を通して学びを深めていきながら、1歩1歩進んでいきたいと思います。   長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。