9月28日（土）、ドーンセンターにて開催された「2024年度障害者雇用促進フォーラム、第10回3年継続就業者表彰式」を開催いたしましたので、ご報告させていただきます。   ■3年継続就業者表彰式 午前の部では、3年間継続して就業されている20名の方の表彰式が行われました。その中には堺事業所を卒業された方も3名含まれています。振り返ってみると、訓練中、コミュニケーションに苦労されていた印象の彼らが、堂々とした姿で表彰台に立っている姿に、大きな感動を覚えました。 また、今年も障害者雇用企業のパネル展示を実施しました。私も２名の就業先を直接訪問して、ご本人の働く様子や企業のご担当者様とのインタビューを行いました。企業の店長様は、ご本人のことをよく理解し、一緒に働く方々も温かくサポートしてくださっている様子がひしひしと感じられました。パネルには、ご本人や企業の皆様の思いが詰まっており、多くの方々にご覧いただき、大変好評でした。 3年間という道のりは決して平坦ではなかったはずです。それでも、今日という日を迎えることができた受賞者の皆様には、心から敬意を表するとともに、これからも自信を持って働き続けてほしいと願っています。   ■シンポジウム 午後の部では、「就業継続をささえるための『協働』」をテーマに、シンポジウムが行われました。3年継続就業者のSさん、ご家族、企業のご担当者様、クロスジョブの支援者が登壇され、ご本人の就業までの経緯や、企業における働きやすい環境づくり、ご家族との情報交換など、具体的な事例を交えてお話いただきました。 シンポジウムを通して、「本人のことをよりよく知り、一緒に活躍の場を整えていくことが協働である」ということを改めて認識しました。   ■グループディスカッション 今年は、シンポジウムに加えて、参加者を3つのグループに分けてグループディスカッションを実施しました。 グループディスカッションでは、参加者全員が活発に意見交換を行い、時折笑い声が聞こえるなど、非常に活気のある雰囲気であっという間に時間が過ぎていきました。様々な立場の方々が集まり、それぞれの経験や考え方を共有できたことは、参加者にとって貴重な機会となったことと思います。特に、企業の方々からは、実際の職場での取り組みや課題など、生の声が聞けたと伺い、今後の支援活動に活かしたいと考えています。   来年は、クロスジョブ設立15周年を迎えます。記念イベントを企画しております。皆様にご満足いただけるような、素晴らしいイベントにしていきたいと思いますので、ご期待ください。