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堺事業所の山本です。 大変遅くなりましたが、9月28日に開催された障害者雇用促進フォーラムの参加報告をさせていただきます。 入社して半年、初めての雇用フォーラム参加でした。 緊張は大きかったですが、知らなかったこと、勉強になることをたくさん得られた1日でした。   〇3年継続就業者表彰式 午前は、クロスジョブから就職されて3年勤務を続けられた方々の表彰式でした。 表彰対象の大半の方が参加されているのを見て、うれしく感じたとともに、これだけの方々が継続して働くことができているのか、ということを肌で実感することができました。 特に雇用先の企業の方々からのコメントは、どれも愛にあふれたもので、就業者のみなさんが職場で必要不可欠な存在になれていること、自身の力をしっかり発揮し続けられていることがよく分かりました。 同時に、企業の方々の受け入れの努力、工夫など、多くの方々の支援によって障害者雇用が実現できているんだと感じられました。   〇シンポジウム 午後の第1部に開催されたシンポジウムでは、実際に3年間働かれた就業者の方、ご家族の方、そして雇用先の企業の方をお招きして「働き続けるために必要なこと」についてお話を聞くことができました。 ・就業者の方の就職前から就職後までの様子 ・企業の方が受け入れるために取り組まれたこと ・ご家族がご本人に働きかけられたこと ・クロスジョブ支援者がどのように支援してきたか など、さまざまな目線からのお話が聞けたので、非常に良い経験となりました。   私は訓練担当のみのスタッフですので、利用者さんが就職される実際の場面や、企業の方が雇用されるまでにどのような体制を作られるのか、などの具体的な場面を想像するのがなかなか難しく思っていました。 今回お話を聞いたことで具体的な場面を1つ知ることができたのと、また障害者雇用における以下のような要点 ・障害者雇用における業務の切り分け(緊急性の低い業務など) ・就業者本人への絶対的な配慮事項の確認 ・指摘時には「否定ではなく、正しい行動を伝える」などの接し方 ・支援者は誰よりも本人を一番知るべき これらを学ぶことができました。 障害者雇用は支援者や企業、障害者本人のどれか単体で進めていくものではなく、常に話し合いの場を設け、3者が協議しながら作っていくものなのだということがわかりました。   〇グループディスカッション 第2部では3つのグループに分かれて、ディスカッションを行いました。 それぞれのグループに就業者の方やそのご家族、障害者雇用をされている企業の方々、クロスジョブスタッフなど、3つの立場が集まって活発な意見交換をすることができました。 私が参加したグループCでも、勉強になるお話をたくさん聞くことができました。 ・就業者の方…働き続けてみてどうか。働き続けられている理由は何か。しんどいときはどんな気分転換をしているか。 ・企業の方…障害者雇用の受け入れが決まった時の話。業務の切り出しの工夫や業務を進めていく上での仕組みづくり。実習や雇用での障害者本人への接し方。雇用を受け入れる環境づくり。 このようなことについて、皆さんお話をいただきました。   特に印象に残ったのが、企業の方が障害者雇用を受け入れた際のお話をされているときです。 感じたのが、「支援者に負けないくらいの情熱をお持ちだ」ということです。 法律で定められているから、仕方ないからというような受け入れではなく、どの企業の方々も自ら積極的に ・障害者本人に対してのかかわり ・障害者雇用の環境づくり に対してしっかり向き合い、考えていらっしゃることが伝わってきました。 「うちはこのような仕組みで業務を進めてもらっています」 「うちの会社もです」 といったようにいきいきと話されている姿を見て、私たちも負けないように総合的に支援力を高め、企業の方々と連携していかないといけないな、と感じました。   〇まとめ 障害のある方が働き続けることができるということを、今回の雇用フォーラムを通してしっかりと感じることができました。 自分の訓練での支援も、障害者雇用に直結するものであるということを改めて認識しました。 「日々の支援を振り返り」という言葉を再度考えて、自分の支援はきちんとできているかを見直していきたいと思います。