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こんにちは!クロスジョブ堺の立川です。 もうすっかり冬ですね。毎日通る公園の葉っぱももう大分落ちてきました。インフルエンザが流行しているとのことで私は怯えているのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。   さて、先月13日・14日に、第32回 職業リハビリテーション研究・実践発表会に、発表者として参加させていただきました。 去年は聴講者として参加させていただいたのですが、本当に全国から色んな立場の方が参加されていて、職業リハビリテーションの「いま」を知れる貴重な機会だと改めて感じました。 去年はシンポジウムでIT技術を活用した働き方が取り上げられていましたが、今年も各分科会で、IT技術を活用した職域拡大・雇用管理の取り組みなどの発表も見られました。 また、今回のシンポジウムでは当事者の方が実際に働いてみて感じていることを話してくださったり、ファシリテーションをされていたり…リハ研のような大きな発表の場で、当事者の方が舞台に立つという取り組みがなされたことはとても意味のあることで、そういう動きによって、少しずつ世の中が変わっていることを肌で感じることが出来ました。 それと同時に、やはりぽやぽやしていると、あっというまに「古い人」になってしまうし、情報は自分から取りに行かないと得られないということも、改めて突きつけられました。 発表論文集を見ていると、本当に様々な取り組みの紹介があり、色んな人がそれぞれのフィールドでチャレンジされていることや、新たな視点を得られます。それがリハ研のいいところですね。   砂川さんが「実践と勉強は両輪」とよく話してくださいます。例えば今回のリハ研で、特に印象に残っているのは、「障害者の方々が『インフォーマルなコミュニケーション(業務指示以外の伝達)』に不安を感じている」という研究結果を発表されていたこと。その発表を伺うことで、企業アセスメントをする際に、情報伝達はどのようになされているのか?の視点を持てたり、本人に必要な情報がきちんと伝わる仕組みを作ろうと企業に提案するなど、実践に落とし込んでいくことができるのだと思いました。 逆に、私たちが現場での支援を発信することで、研究をされている方々の研究の幅が広がったりもするのかもしれません。 その循環をぐるぐるする中で、「働き続ける」ことに障壁がある人たちの選択肢が増えたり、その人たちに対する関わり方のバリエーションが広がるといいなと思います。   今、15周年のイベントに向けて地域に出てお話しを伺っています。誰もがチャレンジできる社会を作りたい、という思いを広げることは、今回は15周年イベントという枠組みがあるからこそ積極的に動いていますが、イベントが終わった後も、伝えて続けていくことです。 これからもその思いを伝え、賛同してくださる方々を増やしていけるよう、積極的に色んな場所に出向いて、色んな人と出会って、その人その人の思いや考えに触れていきたいなと、リハ研への参加、発表という機会をいただけた今、思っていることです。 私が発表した「発達障害」の分科会にて梅永雄二先生より、職業リハビリテーションとは「障害の診断がなくても、就労に困難を抱えている人たちに対する支援」だとお話いただきました。 障害の有無にかかわらず、すべての人がチャレンジし、活躍できる社会を作っていくためにも、今回の経験を、日々の支援・活動に還元していけるよう、精進してまいります。   以上、職業リハビリテーション研究・実践発表会の参加報告でした。   もう2024年も残りわずかです。 今年の振り返りと、来年の目標を考えながら、残りの日々を過ごしていきたいです。 皆様も良い年末をお過ごしください。