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堺事業所の山本です。
2月7日(金)に今年度最終の15期研修に参加しましたので、報告いたします。
無我夢中でただただ走った1年間。
この研修でもしっかりと振り返ることが出来たと思います。
〇「シャープ実習に参加して」振り返り
15期スタッフは春頃にシャープ特選工業さんに見学、実習に行きました。
残念ながら私は体調不良や諸事情により、見学実習には参加できませんでしたが、スタッフが実習に参加することにどのような意味があるのかを知ることができました。
・外の会社ではどのような業務をしているか。クロスジョブは福祉の分野であるため、「企業がどのようなものであるか」を知る
・利用者さんがどのような業務を体験するのかを知る。実際にどんなに大変な実習なのか、利用者さんの目線を把握する
・業務において求められる「報連相」など、基本的なソフトスキルを再確認する
→自分たちの訓練においても大事だと再認識をする機会
といったことが目的としてある、ということを学びました。
特に印象的だったのが、「企業での業務がどのようなものか理解する」という点です。
会社が社員に求めるレベル、業務の進め方、企業文化などを理解していないと、就労支援をする上では難しいということが分かりました。
このポイントは自分の中では欠けていたものだったので、今回知ることができ良かったと思います。
〇「1年を振り返って」感想交流
続いて、15期の面々と1年を振り返って感想交流をしました。
普段パソコン訓練をしていても、どうしても視野が狭まることが多いので、同じ15期の話を聞き少し視界を広げることができました。
色々なケースが今回話題に上がりました。
・利用者さんとの認識のズレをどうすり合わせるか
・利用者さんのモチベーションが上がらないケースにはどう対応するか
・成功体験を積んでもらうことの大事さ(訓練期、就活期など各期ごとの対応)
・伝えにくい利用者さんへの伝え方(チームで対応する。伝える人とフォローする人)
・苦手なことは訓練でやらない利用者さんにどう働きかけるか
どれも内容が濃いものばかりで、他の同期たちが体当たりで対応している姿が目に浮かびました。
実際に問題にぶち当たった際は、先輩方にご相談することが私は多いのですが、それとはまた違って、意見交換をして考えることができたのでよかったのではないかと思います。
先輩方の経験を参考にすることは非常に合理的ですし、参考になりますが、自分たちの頭の中で「はてさて、これは正しいのだろうか」と考えることも、支援力(自分にとっては訓練力?)を高めるには大事だな、と感じました。
非常にいい機会をいただいたな、と思いました。
〇再認識したこと
【自分の捉え方の間違い】
今回、同期たちとの事例共有において、自分の障害特性の捉え方の間違いに気づくことができました。
「特性は直す、直せないではなく、強弱の調節しかできない」
ということです。
利用者さんが社会生活や仕事で支障をきたすような特性は
・「直すことができないもの」
なのか
・「何とか工夫をすれば対応を変えられるもの」
というふうに今までぼんやりと考えていました。
ただ、そうではなく、利用者さんの特性はあくまで出力を変えることであって、「直す」という考え方ではない、ということを教えていただきました。
15期の最初の研修でそのように教わったはずなのに…
まったく覚えていない自分に、情けなさを感じました。
【クロスジョブが大事にしていること】
また、クロスジョブで1年働き、大ざっぱではありますが、就労移行とはどんなものなのかをざっくり理解することができました。
ただ、自分の中身はまだまだスカスカですので、これからあんこの部分を作っていかなければと思っています。
クロスジョブが大事にしていること。
・あくまでも「個別支援」。障害名にこだわった支援ではなく、その人に合った支援
・全員のスタッフで利用者さんを見る「チーム支援」
・計画相談、就ポツ、企業や基幹を巻き込んだ「地域での支援」
これらは知っているようで、自分の中ではスッと出てこなかった点です。
再度念頭に置いて、2年目、がんばりたいと思います。
〇2年目の目標
・回すだけから1つ上の訓練へ!
→特性に応じた働きかけができるようになる
・見学者対応を分厚くできるように
→事前情報の共有、これまでより興味を持ってもらえるような説明
・専門知識を増やす
→各障害に対する知識がまだまだ足りない。何でも吸収、勉強する
少しずつではありますが、4月からも自分のベストを尽くして頑張りたいと思います。