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いつもお世話になっております。クロスジョブ堺の橋本です。   今回は、堺脳損傷協会が主催の研修会に参加しました。登壇された村木厚子先生には、常人では心が折れてしまいそうな場面に遭遇したことを前向きに、コミカルにお話しいただき、夢中になって研修を受けることができました。   村木先生に持った率直なイメージは、色々な体験にオープンな方だなあ、です。もし私が刑務所に入ったら、自分のことで精いっぱいになると思います。それを村木先生は、「ここはどんなところなんだろう?手錠をかけた人はどのような考えで動いているんだろう?」と自分の外側に目を向けておられました。不安や嫌なことを抱えながらも、そこにばかり焦点を当てず、前に進むエネルギーのある方だと感じました。   似たような考え方(うつや不安症状の抜け出し方)について、沼地にはまったことを例に、以前本で見かけたことがあります。 「沼地にはまった際に、そこで必死に抜け出そうと暴れてしまうと、どんどん深く沈んでいきます。反対に、思い切って沼地に寝転び、そのままどんどん寝転がっていけば(某クリニックのCMのような感じだと思います)、陸地にたどり着きます。」 しんどい環境で必死にもがき続けるとどんどん気分も沈んでいくので、視点を変え、思いもよらない行動によって、状況が良い方向に向かっていくことを説明しているのだと僕は理解しています。   支援者として、時には、悩みを持つ方に巻き込まれてしまい、症状に左右されることもあると思います。良い意味での目の前の方に興味関心を持ち、柔軟な視点から支援方法を探し続けることが支援者に求められるのではないかと、今回の研修で気づくことができました。