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6月2日から某雑貨店の倉庫で値付けや商品発送業務などのお仕事で就職されています。Oさんとは就職を目指す中で本当にいろんなことがありました。社会経験も豊富でこれまで事務をはじめいろいろなお仕事をされてきたOさんにとって、初めはクロスジョブでの訓練はいったい何をするのが目的なのか見えず、悩まれることもありました。挨拶やいろんな場面での受け答えなどビジネスマナー、パソコンスキルなども身に付けられていたOさんは、訓練の中で目に見えてスキルアップしていることが分からないものに取り組むしんどさがありました。しかし、一緒に訓練をする中で、長く働くためには自分は何が必要なのかそのことを一緒に整理していきました。人の動きや反応が気になりやすく、誰を基準に振る舞えばいいのか分かりにくいため、人の刺激が多い環境はストレスに感じてしまうこと。そして、ストレスを感じた時の気持ちのコントロールと、怒りや悲しみを出さずに相手に対応すること。最初の頃は、スタッフや他のメンバーの言動に対して混乱や不満を口にされることもありましたが、こういった点を日々の面談と訓練場面を通じて、『こんな考え方もあるんですね』『そういう風に感じる人もいるんですか』と、考え方の受け止め方の幅を広げてこられました。その中で、ストレスに感じる相手の人に対しても、すぐにシャットアウトするのではなく、その人の状況や考え方を受け止めながら、ご自分から歩み寄り対応を変化させるなど、柔らかな対応をされるようになりました。「働く力って、目に見えることだけが全てじゃないんですね。」と先日も話してくださいました。常に自分自身に向き合い、目標や課題に真摯に取り組み、自己分析から次の対策を考えられるOさん。時には、私も「ここは変えていかないといけないですね」と厳しく伝えたこともありました。意見がぶつかって納得できないと感じられたこともありました。また、私の支援の未熟さから、Oさんを傷つけてしまうこともありました。それでも、ここまで一緒にいろんなことを乗り越えてこれたことは、この上ない喜びです。Oさんに出会えたことで、私も人として支援者として成長させて頂きました。心から感謝の想いでいっぱいです。本当にありがとうございました。先日、働き始めたOさんを伺いに就職先の企業様を訪問しました。企業の方もまた、大阪支店での障害者雇用は初めてで、どうOさんに仕事をお伝えしたり、関わればいいのか悩まれながらされおり、お電話でも「こういう時はどうしたらいいですか?」「いろいろとOさんのことを知りたくて、何か発達障害のこととか参考になる本などありますか?」とご相談くださいます。Oさんを解りたいというお気持ちがとても伝わってきます。早速、訪問時に参考資料と本をお持ちすると、「その本買わせてください」とご購入してくださりました。一生懸命にOさんの雇用を考えてくださる企業の方がいて、次は絶対長く働きたいと強い気持ちを持っているOさんがいて・・・これからも架け橋として自分に何ができるか問いながら頑張りたいと思います。Oさん。改めて就職おめでとうございます。心より応援しています。これからも一緒に頑張りましょう!