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角田さんにはJC-NET会議やジョブコーチ養成研修でも大変お世話になっています。いつも温かく柔らかく迎えてくださることに、とてもホッとします。 角田さんのご講演を聴かせて頂くのは今回で2回目になります。 前回同様、今回もまた心が大きく揺さぶられるお話の数々でした。 私自身、双極性障害の親と発達障害のきょうだいがおり、“家族”の視点と“支援者の”視点、両方の立場からお話を伺い、講演が終わった時には言葉にならない熱いものが込み上げてきました。 障害のある子を持つ親の気持ち・・・。私は親の立場ではないですが、将来が見えない“暗闇のトンネル”を経験した者として、「なぜ、よりによって自分の家族が・・・」という想いはとても分かります。 もっと言えば、「“普通”の家族が良かった」という想いが拭えぬまま子供時代を送りました。親をきょうだいを“恥ずかしい存在”とも感じていたこともあります。 そんな私も、角田さんが話されていたような、自分の苦しみを解り共感し、共に伴走してくれる友人、教師、親族がいてくれたことによって、もう一度立ち上がれました。   「あぁ、そうだったな。そんな気持ち自分もあったな。」「こんな苦しい道を歩んできたんだな」とその人の人生に思いを寄せ、馳せれる伴走者に自分もなりたいなと強く思います。 しかしながら、講演を聴き、就労移行支援という2年間の有期限の中で、時に答えをすぐに利用者の方に求めてしまっている自分自身にも気づかされました。 “待つ”ことの大切さ、できるまでやることの忍耐性・・・こういったことを角田さんのお話を聴くといつも改めて実感させられます。 少しやってみてできなかったら次!という風になってないか自問自答させられました。 ご本人の気持ちや力の段階を無視していないかということ、何よりご本人の意欲が育つ関わりができているか。こういった視点は基本でありながら、反芻しないと抜け落ちやすいものですね。 就職がゴールではなく、その後のその人の人生、生活を見据えて、その上で今自分に何ができるのかをより追求していきたいと思います。