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どうも、堺の辻です。堺のページからスタッフ日記を投稿するのは今回が初になります。 『「べてるの家」から吹く風』という堺事業所の公開図書を読みました。 僕がクロスジョブでの就労支援に携わる前、精神科デイケアの立ち上げに関わっていた頃に感じていた内容を彷彿させられました。文中に医療が囲療、看護が管護、福祉が服祉という記載が登場しますが、僕が関わっていた当時は地域移行の過渡期だったと思います。著者の向谷地さんの言葉に深く共感するとともに微力ながら、裸の付き合いとして銭湯プログラム、生活を知る・腹を割って話すという事で居宅訪問、本音を聴くという事で灰皿という共有物を使用しての一服などを試みていた頃が懐かしくなりました。書の中で、印象に残っているのは、「さわやかで、ユーモラスで、人の生きようとする力にさりげなく寄り添い、それでいてしたたかな風」というフレーズです。これには考えさせられました。就労支援で考えた場合、働きたいという本人の希望がベースにあり、その為の気づきの促しをどの様に伝えていけるのか、そして最終、自助自立だな、を改めて感じさせられたフレーズです。これは、精神障害のみならず、発達障害、高次脳機能障害、もっというと障害の有無関係なく、自分のことをどれだけ知ることが出来ているのかだと思います。個人因子、環境因子、その他多くの、またケースバイケースの因子に起因する事をどのレベルで、どの程度把握出来ているのか。自己利用含め人間との関わりをどう持つのかを再考出来る書物でした。 道真公制度、やらされている感ではなく、主体的にチームでの役割をどのように担うのか、考えさせられる制度です。是非皆様も活用を! 阿倍野の辻からスタートし、梅田の辻、そして堺の辻へ。随分と久しぶりの投稿となってしまいましたが、今後も投稿していきますので、どうぞ宜しくお願いします。