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  こんにちは。堺の徳谷です。   就業支援基礎研修最終日でした。 3日目の内容をご報告いたします。   ①企業における障害者雇用の実際 株式会社エルアイ武田(武田薬品の特例子会社)の障害者雇用について、設立から関わっておられる人材開発室の方からお話を伺いました。 社員110名のうち障害者91名(重度56、軽度35)、業務は清掃から印刷・包装・洗濯・会計業務まで多岐にわたり、武田薬品の各施設で彼らがどのように働き、どのように受け入れられ、また彼ら自身も環境や人間や自身の未来やらのなんやかやをどのように受け入れているか…といったことを、具体的なケースも交えて、とても実際的な内容を語っていただきました。   ②障害特性と職業的課題Ⅲ(精神障害) 課題と支援のポイントを、主に統合失調症・気分障害・てんかんについて…症状・原因・発症・治療・予後のそれぞれの段階を解説していただいてから、就労以降・職場において具体的な項目を挙げて教えていただきました。   ③ケーススタディ・意見交換 実際にあった2つの事例について(就職先が決まらない方、再就職を目指す方の2例)、6人のグループで話し合い、発表しました。 話し合うのは、「就職するための支援について、何を取り組むか」。本人・家族・就労以降・他機関の4つに向けて取り組むことを、意見し合いました。   事例とグループワーク、特例子会社の実際の取り組みを通して思ったことは、「一番の早道も、本人が望んでいなければ遠回りになりかねない」のかもしれないな、ということでした。 どうしても断片的な要素から推測して動くしかないグループワークでは、先ず最も手数が少なくすみそうな道を検討してしまうような気がします。そこに、本人と実際に関わった人間がいないことも大きな要因ではありそうですが…たくさんの手数を、早道から逸れた場合に用意できているようになるには、いくら経験を積んでも一人では無理かもしれないと…思っていたほうがいい気がします。   学んだことから、新たにたくさんの課題もいただけました。 まだまだたくさん知っていきたい(「勉強したい」と言うと、なんだか違う気がします)と思います。 今後ともよろしくお願いいたします。