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こんにちは、堺の徳谷です。   就業支援基礎研修の締めくくりとなる企業見学に参加しました。 吹田駅から1時間に1本出ているバスに乗り…着いたダイキン工業の工場…は、目的地ではありませんでした。   そこから歩いて15分ほどのところに株式会社ダイキンサンライズ摂津があります。バスを間違えたわけではありません。   株式会社ダイキンサンライズ摂津(以下、DSSと表記します)で働く方々は、日によってサンライズとダイキン工業の2チームに分かれて働き、ダイキン工業へは皆さん歩いて通っているとのことでした。車椅子の方もです。   DSSは大阪府および摂津市からの要請を受けて設立された第三セクター方式・ダイキン工業株式会社の特例子会社です。   障害者(肢体・聴覚・知的・視覚・精神)126名、健常者16名の人員からなるDSSでの仕事は100%ダイキン工業及び関係会社からの受注であり、その主な内容は…   ・機械加工、組み立て、化学品製造などの製造部門(ピッキング作業あり) ・CAD、名刺印刷、機器修理などの技術部門   などになります。   バリアフリーが徹底された工場内は人の出入り、すれ違いも容易く、細分化された作業内での効率化・見える化の手法、設備等(ピッキング品の棚の電灯が順次点灯していく、チェック基準の明確化などなど)は、健常者にとっても働きやすく、同時に健常者であればもっと効率良く数をこなせるというアドバンテージも存在しない環境を作っているように見えました。   そんな中で重要視されるのは「集中力」だそうです。 DSSでの作業は誰でも初めて取り組むものであるはず。であれば、働き続け、作業への慣れ・効率化を期待できるのは集中力を持っている人間であるとのこと。   適当にサボることの出来る人は、物事を端折り、改善点を出すことが出来る強みがあります。しかしそれは皆で考えて決めることであり、相談無しにできることではありません。だからこそ、或いはそうだとしても、集中力を持続して作業に取り組むことの出来る人は、とても貴重な人材であるという考え方です。力強く語られる様子から、DSSの前向きさと厳しさ(明るさも同じくらい大切にされているそうです)をビシバシと感じました。   簡単な仕事を一日中するという訓練がとても大事である、というシンプルさを怖くも明るくも感じたことを覚えておきたいと思います。