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こんにちは。堺の徳谷です。
暑くなってきましたね。田植えの終わった田んぼが、青空を映して綺麗です。
昼間はつばめが巣を作って、夕方にはコウモリが元気よく飛んでいるのも見かけます。
読書より外!の季節ですが、雨の日や遠出のお供に、本もぜひぜひ。
1冊目は『おとなの発達障害かもしれない⁉』 森島明子 著
著者の森島明子さんは、いわゆる百合系4コマ漫画家。
アニメ作品『ユリ熊嵐』(とても難解なアニメをることで有名な監督の最新作)のキャラクターデザインを担当し、漫画版も執筆。
その漫画版が、アニメの難解な内容を読み解く副読本として評価が高く…という、僕の趣味と内容のわかりやすさで選んだ、個人的には大ヒットの本です‼︎
発達障害を取り巻く情報の多さが、まず本人の思考を滞らせ、相談や行動を躊躇させるということも往々にしてあると思います。
しかし、だからこそ分かりやすい漫画を書こう! と、著者自身の体験を漫画にしたのが本書です。
絵柄といい、コマ内の情報量といい、とても読みやすくて面白い…服薬記については〈?〉と感じる部分もありますが…おそらく医師とのやりとりをかなり省略して書いているのかな?と僕は感じました。
堺の本棚に加えますので、読んで別の感想を持たれた方はぜひ教えて欲しいです!
もう1冊は『暮らしの哲学 やったら楽しい101題』です。
著者の ロジェ=ポル・ドロワさんは哲学者。 この本の目的は「思いがけない驚きを得るための、ちょっとしたきっかけづくり」。
きっかけづくりのための「遊び」と「その効果」が101個も載っている、お得な本です。哲学書ではありません。哲学の本ではあるけれど。
たとえば…
音声を消してテレビを見る → 勉強になる
おしゃべりな人たちに我慢する → 息抜きになる
嫌いなものを食べる → 人間的に洗練される
などなど…。一見、突飛に見える 「行動 → 結果」を解説する部分が、いわゆる哲学的な考え方の練習になっています。
哲学とは、たぶん
①目に見えるものをそのままの意味で捉えるべきか疑うこと から始まって
②こうだったらいいな、と思うことに自分なりの論理を持つこと で、まず自分が楽しくなれて
③議論し合うことで、互いの共通意識を持ったり、ユニークな考え方が他の分野に影響を及ぼしたり
ということなんだと僕は思っています。そうであればいいな、と。
本書は、著者の哲学に触れること、それをもとに自分の哲学を作る練習が出来ること、この2点が楽しめるかどうかで読後の評価が分かれると予想しています。そういう小難しい解説を読まなくても、表題と図柄を見てパッと自分の印象を確認してみる、という楽しみ方も出来ますので、ぜひぜひ一度手にとってみてください!
長くなりましたが、読んでいただいてありがとうございました!