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2018年11月4日に大阪YMCA会館・ホールで開催された、朝日新聞厚生文化事業団主催の高次脳機能障害講演会に参加しました。
基調講演「高次脳機能障害支援の国の動き、医療と連携」では、国リハの深津先生のお話を聞かせて頂きました。高次脳機能障害の「高次」ということが何を指すのか、認知機能障害の捉え方がわかりやすかったです。また高次脳機能障害の定義についてICD-11(現在翻訳中)で分類が変わってくるのではないかということ、発達障害でいうところのDSM-4での「アスペルガー症候群」がDSM-5では「自閉症スペクトラム」と捉えることになったことを振り返りながら聞く事が出来ました。
てい談「上を向いて歩こう」では、
家族として、「高次脳障害ということをもっと知って欲しい、障害者ということではなく障害という垣根を越えて社会参画したい」という想いがあることに気づかされました。
S様ご本人の社会参加として口笛を映像で拝見させて頂きました。共生社会の在り方を考えさせられました。我々の取り組んでいる就労支援はまだまだごく一部であると同時に職業リハビリテーションも「改めての社会参加」として、ストレングス視点の強化を図らなければいけないと感じました。
シンポジウム「医療と連携、リハビリから就労へ」では、納谷先生が大阪府下、特に堺市内での地域連携について、横浜市の野々垣先生から横浜市独自の「自立生活アシスタント事業」の説明の中で、病院での入院時の自立と地域の中での自立生活との乖離、高次脳機能障害の離職原因については、日々感じていることと同様でした。野々垣先生のおっしゃっていた「誰に諭される訳でもなく、自分自身で気づくために試す」という言葉が印象的でした。
そして何よりも各地域での顔の見える関係性、その地域での取り組みを日々積み重ねる事の大切さに触れることが出来ました。
また明日から一歩ずつ、、、かなと。