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こんにちは、堺の徳谷です。
一年のうちで最も冷える「大寒」の季節がやってきましたが…
生姜を多用したメニューを食べてるから大丈夫! と、思っていたら、そうでもないようで。
慢性的な疲労感・倦怠感…ひいては「うつ」に繋がる要因として「鉄・タンパク不足」の視点から書かれた本を読みましたので、ご紹介いたします。
『うつ消しごはん タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!』
藤川徳美 著 方丈
鳳スタッフのハムリンさんが紹介されていた
『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』と同著者。
著者が精神科治療に栄養療法を取り入れている根拠は、
ハムリンさんがまとめてくださっている通りです。
対して、本書は「食事の工夫とサプリメント摂取の両輪で快活になるアドバイス」が詰まった一冊です。
各章の小見出しに「肉は少なくとも200g毎日食べる」なんて書いてあるので…
そんなん、食欲的・経済的に無理ですやん…と投げ出すなかれ!
すぐに試せそうな食べ方・作り方も載っていました!!
・オムレツ・だし巻き卵など、バリエーション豊かに1日2~5個の卵を生じゃなくて半熟で食べる!
・牛肉ならシンプルに塩コショウで味付けで美味しい! ソース(材料に糖質は控える)でバリエーションも出せる!!
・マグロ・カツオ・赤身の魚が効果的! 鮭は卵に混ぜても美味しい!!
・シジミ・アサリなどの貝類も大切!
・バター・ラード・生クリームもしっかり摂る(糖質制限を行う中で並行して)!
なんとなく…1週間回せそうな献立が浮かんで来ませんか?
糖質への欲求を抑制する強い味方として、美味しいプロテインの摂り方の解説もあります。
本書の展開としては…
鉄・タンパク(プロテインも使用)をしっかり摂取
↓
糖質制限・サプリメントによる補助+メガビタミン療法
が、基本となり…
・西洋医学の履修過程ではあまり触れられない、ビタミン摂取を主としたスタンス。
・食物のタンパク含有率の指標として主流となっている「アミノ酸スコア」ではなく、「プロテインスコア」を採用する。
という、藤川氏の治療における実践に根差した理論が語られます。
理論をもとに、藤川氏も書かれているように、「個体差が非常に大きいので、自分で実践して体感して、その都度修正していくことが必要になります。」
アスリートが種々の競技に応じた「勝メシ」を食べているのと同様に、
本書の内容は「質的栄養不足」の解消を目的とした専門食にも見えますが、
「まごわやさしい(豆類・ごま・わかめ・野菜・魚・椎茸・芋)」
といった基本ルールも、
栄養食<補助食 と捉えて良しとしているあたり、
僕たちの毎日の食事と、そう変わらないような気もします。
なんか怠い、感情の抑制が効かない、集中が続かない…
そういえば鉄分摂ってなかったな…
そんな方はぜひ一度、本書を手に取って
(あるいはこのブログを見返していただいて)試していただければと思います!
堺の本棚に加えますので、ぜひご覧ください!!