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こんにちは。堺の今村です。 6月9日に自閉症eサービスの研修に参加しました。 京都市児童福祉センター児童精神科医 田中先生による『自閉症スペクトラムの特性理解と支援の方向性』と、お子様が自閉症の保護者の方から『ペアレンツトーク』についてのお話を聞かせていただきました。     『自閉症スペクトラムの特性理解と支援の方向性』 まず自閉症の方の特徴について、三つ組の特徴があるとお話されていました。 ①対人関係(社会性)の偏り ・相手の感情や思い、関心事をつかむのが苦手。 ・ルールや暗黙の了解などが把握しにくい。 など。   ②コミュニケーションの偏り ・コミュニケーションは、(1)メッセージを伝える(2)メッセージを受け取る(3)メッセージを伝え合う、の3つが出来て成り立つ。 ・話し方や声の大きさが分かりにくい。 など。   ③想像力の偏り(こだわりは想像力の偏りの特徴のひとつ) ・急な予定変更で混乱する。 ・場面の切り替えをスムーズにすることが難しい。 など。   ③の中で、待つことは基本、不快な時間であるが、私たちはどうして待つことが出来るのだろうか?と問いかけがありました。 それは、私たちは代替案を思いつくことが出来るからだそうです。例えば、「先にこっちをしておこう」「ゆっくり休もう」と考えれるのに対し、自閉症の方は自分の見通しが変わることでの混乱に繋がってしまうとお話されていました。 意識せず当たり前のように行っていたことが、待つこと以外にも数多くあると思います。特徴や思考をまず良く知ること。知ることで対応方法が変わり、対応方法が変わることでご本人の安心にも繋がるため、特徴をしっかり把握していかないといけないと改めて感じました。   また、できないからできるようにするのではなく、その人に合った方法を見出すことが必要だともお話されていました。その人の感じ方や見方、どんなツールがあればできるのか。または気付かなくても困らない設定をするなどの配慮をすることで、社会の中で適応できるようになることを目指していきたいと思います。   今回はベーシックの第1回目でした。全部で4回開催されるので、改めてご報告させていただきます。