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こんにちは、砂川です。 6月18日(火)に【障大連・連続研修会2019 第2回/発達障害者・精神障害者支援について~共に生きるために~】の研修に講師として参加させて頂きました。 第一部は私が「発達障害について考える」のテーマでお話をし、第二部では【社会福祉法人ふらっぷ 生活介護のんびりハウスの米尾依子さん】から「精神障害者~ご本人の生きづらさに寄り添う」の講演を頂きました。   当日は90名近くの方にご来場頂いたとのことです。ご多忙の中、皆様には足を運んで頂けた事、この場をお借りして御礼申し上げます。 最初にこの研修のお話を受けたときは、「私のような若輩者が発達障害について話をするなんておこがましい」「いや、、、その前にこんな壮大なテーマを話せるほど自分に力量があるのか・・・」などと自問自答しましたが、せっかく頂戴した機会ですので、鳥飼法律事務所の小島先生のお言葉(『今の自分の力量より少し上の仕事にトライしないと成長しない』、『仕事でゾーンに入る』)を思い出しながら準備を進めました。   当日は、PDDからASDへの考え方の変化、氷山モデルで事象検討をしていくこと、就労支援の事例を交えて大切にしている関わりなどをお話しました。まだ参加者の方のアンケートは拝見していませんが、サポートブックの内容が参考になったと回答頂いた方が多かったようです。 研修で話す立場になると、自分の至らなさ、勉強不足を実感させられます。これを機に更に勉強と実践を重ね、支援者として一歩でも二歩でも成長して参りたいと思います。今後とも宜しくお願いします。   米尾さんからは、精神障害の方との関わりや理解の仕方についてお話を頂きました。 特に印象に残っているのは、 ・『(精神障害の方は)病気と障害を合わせもち、障害が固定しない。できる時とできない時がある。どちらもその方である』 ・『入院歴がある方は「ドクターからまた入院が必要と言われることが怖くて、本当の自分の状態、症状を話すのが怖い」と感じる方もいる』ということ。   人間は目に見えるものに惑わされやすいので、氷山モデルの意識徹底、「なぜなんだ」と考える力の必要性を再認識し、支援や医療が必ずしも正義ではない、ということも頭に入れなければならないと思いました。   また、米尾さんは「ヴィレッジ」というロサンゼルス郡精神保健協会が運営するロングビーチ市に住む重度精神障害者対象の精神保健統合サービス機関の視察にも行かれたことがあるそうです。以下は米尾さんから頂戴したメールです。     “サービスには医療も含まれており、あったらいいなというものがすべてそろっていました。一般就労にも力を入れていましたよ。 「精神障害はその人の人格の一部でしかない」という基本理念のもと、地域社会の中で、チームによりサービスが提供されます。 セサミストリートの「Put down the duckie」がキャッチフレーズです。 「新しいことを始めるときは、手に持っているおもちゃのアヒル(しがらみ、いろめがね)を手放しなさい。そうしたら、うまくいくよ。」という意味です。”     まだまだ知らない世界が沢山ありますね。 クロスジョブや就労支援の仕事には誇りをもっていますが、それだけでは視野が狭くなってしまうので、研修を通じて貴重なご縁を頂いたなと思います。       砂川