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こんにちは、堺事業所の達中です。
6月14日、15日に全事業所会議、NPO総会に参加させていただきましたので、ご報告いたします。
私個人としては、入職してから2度目の全事業所会議とグループ総会の参加となりました。全事業所会議では、昨年は「わからないことがわからない」ことも多く、支援についてもこれから知っていく情報が多かったですが、今年はこの1年間で経験したこと・今後見据えていくことをある程度整理することができたように思います。全事業所が集まっている緊張感で、自分自身は堺事業所での報告をなかなか上手く伝えることができませんでしたが(精進します…!)、各事業所からキャッチした新鮮な情報や支援を、堺事業所の中で反映できるように取り組んでいきたいです。
15日のNPO総会では、午前中に米田和子理事より「WAISの検査結果」についてお話いただきました。これまでの支援では、ご本人や周囲の方からのお話であったり、訓練や実習での様子からその方の「得手・不得手」「やりやすい・やりにくい」を教えていただいていました。しかし、今回の講義を受けて、WAISの検査結果(=フォーマルな情報)を知っておくことで、ご本人の脳の特徴が検査結果からはどのように読み取れるか?この作業であればこういったツールが有効なのではないか?など支援の幅が広がるように感じました。
午後にはキャンパスチャレンジのケース事例の発表があり、大学入学から卒業にいたるまでにどういった支援がなされているのか、4回生より同時進行でクロスジョブで行ってきた支援について、そして就職後の現状についてを一繋ぎにお聞きすることができました。ご本人が関わってきた機関が現在も連携をとることで、大きなメリットが生まれているように感じました。
そして、納谷敦夫理事より「高次脳障害の方の支援」についてお話いただきました。印象に残っているのは「高次脳を難しいものと思わずに」「クロスジョブは発達の方と高次脳の方のどちらも支援していることが素晴らしい」といったお言葉でした。私自身、クロスジョブの中にいると自然とそのありがたい環境が「当たり前」になってしまっていたなと気づきました。また、そういったクロスジョブの良いところを維持していけるよう、まだ行き届いていない方へも支援の輪をかけていけるように動いていきたいです。
14日には、クロスジョブの各事業所で高次脳機能障害の方の担当ケースをもたれているスタッフでのミーティングにも参加させていただきました。
各地域での特色や、実際に支援の中で困ったこと、就職するまでの過程や就職後のジョブコーチ支援など…リアルな実践の話を聞けただけでも大きな収穫になりましたし、自分自身まだまだ高次脳について知らないことだらけだなと実感させられました。
それと同時に、これから試していけることや地域の中でまだまだできることや可能性がたくさんあるのではないかな?とも思うことができました。こういった視点は実際に支援の機会をもたせていただけたことで広がった部分で、「知らないからできない」ではなく「知るためにやってみる」の精神を大切に、今後も自己開拓をがんばっていきたいと思います。
当日にご参加いただきました皆様、改めて感謝申し上げます。また、利用者の皆さんにも訓練時間を変更していただき、無事開催することができました。ご協力ありがとうございました。