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クロスジョブ堺の皆木です! 今回は、村上由美さん著 【発達障害の女性のための 人づきあいの「困った!」を解決できる本】 こちらの本の読書報告をさせて頂きます!   発達障害の、特に女性の方にスポットを当てたこの本。 第二章では、家庭、職場、友人関係…様々な場面で起こり得るしんどさや難しさに対する、ハウツーが分かりやすく載っています。 例えば、忘れ物や、見通しの立て難さなどには、携帯のリマインダー機能を使う。 それにより、抱えきれない情報量を、身近なものに分散して、活用する事で対策が出来るとの事。 僕も是非活用していきたい内容です(笑)   それだけではなく、雑談が苦手、相手に合わせられない、いつの間にか悪者にされている… 等、あらゆる場面で直面しやすい、対人関係での問題についても、分かりやすく載っています。 この章を読んで感じたのは、それぞれの難しさに対して、治す事が大事というよりも、 理解する、受け入れる、伝える事が大事なのかなと。   つい感情的になってしまう人は、感情的にならないようにする、というよりも、 どういう時に感情的になるか理解する、そういう時はどうして欲しいかを伝える。 それこそが対策なのではないのかなと感じます。 そのためにも、自分にどのような特徴があり、それがどの様に周りから受け取られているか、を知る事が大事ですね。 ちょっと思考回路を変えてみる。いつもはこう思うけど、こういう考え方は出来ないだろうか…と。 中々簡単な事ではありませんが、簡単では無いからこそ、出来た時にはいつもと違う結果に結びつき、それが解決になるのではないかと思います。 さっそく僕も実践していきたいです!   読み進めていて、特に印象的だったのが、 ・相手との新しい世界を作る事 という一文。 皆さん、当たり前の事でもありますが、自分の世界を生きています。 好きなもの、嫌いなもの、されたら嫌な事、されたら嬉しい事… それが、相手にとっても当てはまるかと言うと、決してそうではない、という事が述べられています。 相手は相手の世界で生きていて、物事に対しての考え方も全く自分とは違います。 自分の世界で生きるのではなく、相手の世界に無理して生きるのではなく、自分と相手との間で新しい世界を作って生きていく事が、生き辛さの解決になるとの事。   世界、というととても広大なイメージもしますが、それだけ人との関係は複雑でもあるという事ですね…。 ですが、自分だけ、相手だけに合わせて生きずに、二人にとって、周りにとって無理の無い関係を築く事は、 何より自分自身が生きやすくなる秘訣なのだろうなと感じますし、個人的には、とても好きな表現です! 僕も、関わっている全ての皆様、お一人お一人の世界を知りながら 新しい世界を作っていけたらと、すごく規模の大きな話のようにも聞こえますが(笑)、コツコツと取り組んでまいります!