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こんにちは、砂川です。 去る2019年9月29日、5回目となる【クロスジョブ障害者雇用促進フォーラム】が開催されました。 日曜日の開催にも関わらず多くの方にご参加頂きました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。   フォーラムの第一部はクロスジョブを卒業し、3年勤続された方の表彰式でした。 支援を担当させて頂いた方や一緒に訓練に入らせて頂いた方の晴れ姿を見るとグッとくるものがありますし、皆さんが「就職した時は3年続くとは思っていなかった。でも、頑張って働き続けることが出来た。5年、10年と頑張っていきたい」と堂々とコメントを発表される様子に、この仕事を続けていて良かったなと感じました。 それと同時に、「新しい環境に入る時は不安だったよね・・・」と、就職当時の出来事も思い返しました。今年の表彰者の方と一緒に訓練をしていた時は、私自身がむしゃらに仕事をしていた時期でもあったので、決して良い支援、プロとしての仕事は出来ていなかったと思います。 皆さんやご家族との関わりから学び、成長させて頂き、支援者としての今があるのだなと感じた次第です。3年勤続おめでとうより、ありがとうの気持ちが大きいです。働き続けてくれて本当にありがとうございます。 まだまだ未熟で勉強不足ですが、皆さんの頑張りに負けないように、さらに沢山の希望や期待に応えていけるように精進して参ります。 今年の年末はチャレンジャーズの忘年会に参加しますね!!また就職者の皆さんにお会いできることを楽しみにしています。これからもどうぞ宜しくお願い致します。     二部のシンポジウムでは、株式会社トーコーから総務部・参事の小澤様、株式会社新・栄から代表取締役の織田様にご登壇頂きました。   トーコーは採用活動において面接は実施せず、実習で判断をされているとのお話がありました。雇用前実習では、面接では見極めることが出来ない、本人の伸びしろと現場の受け入れる覚悟を見ているとのこと。 この「現場の覚悟」という言葉は今回のフォーラムで1番印象に残っているフレーズです。採用活動中の支援は特に神経を尖らせるところで、雇用前実習の段階でどこまで現場にコミット出来るか、現場のことを知れるかで、支援の質は変わると思います。 企業で一緒に働く人の覚悟を育てる、という観点も支援者には必要なことだと思いますし、今まで対応が難しいと感じた企業支援は、現場覚悟へのアプローチが足りなかったなと反省の意味も込めて振り返りをしました。 従来の就労移行支援のパッケージを応用した企業支援にも携わる機会が増えてきていますので、企業アセスメントの最大項目として念頭におきたいです。   また、織田さんからは「支援者が働く喜びを伝える存在になってほしい」とのエールを頂きました。利用者の方の1番身近な社会人として、とても大切なことですね。 障害者雇用の現場ではお互いの個性を認め合って・・・という言葉をよく聞きますが、これは私たちクロスジョブにも、どんな組織にも必要なことです。 就労支援を行う支援者自身が、お互いの強みを生かして、協力し、チームビルディングを行うことは、多様性の時代を進む社会でモデルになることが出来ると思いますし、利用者の方に対する正真正銘のリアルフィードバックに繋がると感じています。 例えば、支援者が利用者の方に「困ったことがあったら相談してね」と助言をしても、支援者自身が相談をして良かったと思う経験がないと、その本質は伝わりません。 目に見える、身だしなみ・態度・言葉遣いなどのお手本になることはもちろんのこと、私たちが大切にしている働き方やチームで生み出すパワーの大きさを伝える存在になりたいです。また、クロスジョブという小さな組織が、社会変革の一翼となれるよう、私たちの思いを発信していくフォーラムを大切に育てていきたいです。   来年はクロスジョブ設立から10周年の年で、フォーラム(10周年の集い)の開催場所は堺に決まっています。 今年たくさんの皆さんから頂いたパワーを基にますます頑張っていければと思います。 今後ともご指導ご鞭撻賜りますよう何卒宜しくお願い致します。   ありがとうございました。       砂川