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こんにちは、月城です。 先週近畿地方では木枯らし1号が吹き、朝晩めっきり冷え込んできました。電車に乗っていると咳をしている人も多く、電車の中ではマスクをするようにしています。 毎年のことですが、早めにインフルエンザの予防接種を受けなければと思いながら、なかなか行けずにいることに焦りを感じる今日この頃です。   前置きが長くなりましたが、11月1日(金)に阿倍野市民学習センターで開催されたクロスジョブスタッフ研修に参加しましたので報告します。 講師として、オフィスぼんの久賀谷 洋様にお越しいただき、自閉症の特性や支援について貴重なお話を伺うことができました。   研修で配られた資料はかなりのボリュームで、時間もたっぷり3時間、ついていけるかなと少し不安ではありましたが、資料には文字ばかりではなく図による解説が多く、とてもわかりやすかったです。 事例では、Nさんが実際に取り組まれている作業の一例や家事の一例を動画で見せていただき、日々の成果を確認することができました。Nさんの場合、ことばを聞いて理解することが苦手で、目で見て理解することが得意ということでスケジュールやワークシステムを作成してパターン化(ルーティン)しながら作業することができています。1回経験したことは覚えていて同じ場所で同じ作業をすることはできますが、いざ場所を変えてみると、同じようにうまくいきません。これは応用すること、変化することが苦手だということがよくわかります。また近くに支援者がいてもなかなか聞くことができません。人にコミュニケーションするのが苦手な部分があります。   訓練の中である利用者さんにスケジュール表をお渡しし、今日の作業内容を記入していただくところから始めています。最初は、スタッフが一つ一つお伝えしないと書けなかったのが何回か繰り返し同じ作業をすることで自分の力で書くことができるようになりました。その次は応用です。一度決めたスケジュールに対し前後順番を変えてみると、最初はイライラしていたのが、今は急な変更にも対応できるようになりました。ただ、できる時とできない時があり、前回できたことが今回はできない。など… 私はいつも「なぜできないんだろう。前はできたのにな…」そんな風に考えていました。 講義の中でその行動には意味がある、「どうしたらよいか」を考える前に「なぜそのような行動をとるのか」をメリハリ(特性)から考えてみる。 はるほど!と思う部分が本当にたくさんありました。   日々、利用者さんと関わることで色々な気づきはありますが、自分自身が利用者さんの立場に立って考えること、それが支援につながることを学ぶよい機会になりました。