こんにちは。堺の徳谷です。 先日、発達障害者支援センター主催の公開講座に参加しました。   内容は、2組の父子が登壇し、幼少期～学生期～就職までの間の出来事・想いを交互に語るものでした。 ・同じ出来事に対する、両者の捉え方の違い ・同じ時期の記憶として挙がってくる出来事の違い が、クッキリと現れていました。 家庭と学校や社会との関わりについても、エピソードの中では触れられていました。   特に印象に残ったことは「前職での経験（失敗経験も含め）を踏まえて、今の職場で頑張っていきたい」という、登壇者の想いです。辛かった、苦しかった経験は、それを繰り返さないための自己対処へと繋げられていますが、「これまでとこれから」を振り返った時に、先ずそれが1番に挙がってくることが、生の感情として伝わってきました。   当事者・ご家族の「これまで」には、「これから」に向けての想いと希望がたくさん込められています。我々も支援の中でお話を聞かせていただく際には、必ずそれを念頭に置いておきたいと思います。   「あのときは、こうだったよね」と、時には笑いも混ざりながら話せることは、今が充実されているからこそ、なのだとも思います。支援者として、とても貴重な機会であったとともに、とても楽しい時間でもありました。