https://crossjob.or.jp/map/ https://crossjob.or.jp/link

こんにちは。堺の山口です。 11/27(水)に住吉区民センターで行われた研修に参加させていただきましたので報告させていただきます。   この日にお話をいただいたことは ・セルフヘルプグループと大人の発達障がいの現状 ・ピアサポート推進事業について ・ピアサポートの視点からこれからの支援を考える(ディスカッション) 以上3つの講演やディスカッションを聞かせていただきました。 講演中には<グラフィックファシリテーション>という話を見える化するために、模造紙に講演内容を絵で表現してくださる取り組みがありました。これがとてもわかりやすく、写真を撮ったのですが、あとで見返しても内容が理解できるもので視覚化することの良さを実感しました。 講演者自身も発達障害の診断を受けられている方です。 経験や感じたことをストレートに伝えて下さり、とてもわかりやすい講演でした。   まず、発達障害でも、環境があっていれば問題なく暮らしていけるとのことでした。しかし、二次障害があるから生活しずらいとのことです。 発達障害の人は、見えている世界も違えば、感覚の過敏性も違い、ストレスの感じ方も違う。こういったことの理解があると「合理的配慮」が可能になり、関わり方も変わるとのことでした。   「セルフヘルプグループ」とは? 共通の生活課題を抱える人たちから成り立つグループで、病気や障害の受容ができるようにしたり、経験の共有をすることで居場所と仲間が得られる、自尊心をそだてることで「こころの自立」ができるようになる場です。ここでは支援者の知らない選択肢があり、支援者に選択をすることで自立ができる道をとざされたくないと話されていました。   最後に、グレーゾーンと言われる人たちの支援をしてほしい!と話されていました。グレーゾーンだから困らないというのは間違っていて、手帳をもっていなくても困っている人もいれば、手帳を持っていても困らない人もいるとのことでした。障害があるから配慮をするのではなく、すべての人が生活をしやすいシステムをつくってほしいとのことです。   講演を聞いて、障害の有無に関係なく、生活をしやすくする環境つくりが必要であり、発達障害の人の生活のしずらさは周りの環境が大きく関係していることも感じました。研修後、クロスジョブの利用者の方も、作業の環境や工夫次第で仕事がしやすくなっている場面がありました。本人の障害への受容や自己理解を深める力をつけながら、必要な配慮、環境つくりなどの支援をしていきたいと思いました。   いろいろなことを感じることが多く、その後の支援でも直結する場面が見られる研修となりました。研修に参加させていただき、ありがとうございました。