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こんにちは。堺の徳谷です。 最近、八村塁選手の報道が増えて、NBAの映像をよく見ます。 バスケがしたい!という熱が高まっています。 まずは、どこかに1人でコッソリ練習できる場所はないでしょうか…。   さて、昨日、標題の講座に参加しましたので、報告いたします。 まず『TEACCH』とは… ~1960年代よりアメリカ・ノースカロライナ州で発展してきた自閉症の人たちのための生活支援制度で、 自閉症の人たちに彼らを取り巻く環境の意味を伝え、意味のあるコミュニケーションをしながら、彼らとの共存世界を目指そうとするプログラムです。~(TEACCHプログラム研究会HPより)   今回の講座の内容は…   ⓵ASD(自閉症スペクトラム)の人にみられるコミュニケーション上の課題と強みの整理 ⓶「コミュニケーション」とは何か?を、細分化して理解する。 ⓷ASDの人の学習スタイルに合わせた「教えていくプロセス」を考える。   と、整理できると僕は解釈しています。   特に興味深かったのは⓶の点でした。 コミュニケーションは…   どのように? → 形態 どこで? → 文脈 なぜ?何を? → 機能   と、そのプロセスを仕分けることが出来…   形態とは?→ジェスチャー、身体的行為、具体物の交換…etc   と、プロセスは更に細分化されます。そして、そのすべてに、それが必要な「意味」が与えられていました。 冒頭に引用した文章内にも頻出する「意味」を支援者が押さえておくことが、支援の核となります。。   意味・動機を感じることからしか、自発的・意図的なコミュニケーションは開始されません。 その、ご本人の意志をもとに…   1. 動機をもって開始されたコミュニケーションを 2. 構造化(視覚的な手がかり・理解)をもとに 3. 繰り返して記憶を作りあげる。(体得する)   自閉症を持つ方の強みである「興味・関心へのひたむきさ」「視覚的な理解の得意さ」「ルーチン(繰り返し)の記憶の強さ」に合わせたプロセスです。 1.を蔑ろにして、2.3.のプロセスをすすめようとしたときに、支援が支援ではなくなっていくのだな、とも、講師の方からの具体的なエピソードを聞いて、強く感じました。   僕たちが就労支援のステージで心がけなければいけないことは、「働く意味」と「働く喜び、面白さ」を細分化して、意味付けし直し、十人十色の「動機」に応じられる選択肢を用意して伝えること、なのだと思います。   もう1つ強く感じたことが、「意味」は、常に互いに確認し合わないとズレが生じる、ということです。当事者の方と支援者、支援者同士、講師と聴講者、どの場面においても、アウトプットし合って、目標を確認し合うことの重要性を感じました。   意味を承知していても、必要だとわかっていても踏み切れない、出来ないことがあることも忘れずに。今後の支援に活かしていきたいと思います。