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■在宅勤務(2日目)
今日は私が担当になった方の利用開始から4月15日までの訓練および面談記録の見返しを行っていました。記録の見返しを行ってみた感想としては、まずクロスジョブにしっかり通って下さっていることと、新しい環境に慣れようと努力してくださっていることへの感謝でした。本当は何か今後の支援につながるポイントを探そうと思って見返していたのですが、不思議とその感想が先に出てきました。クロスジョブに通って下さっていることを当たり前と思わずにご本人の希望に沿った就職支援を行っていけるように頑張っていきたいと思います。また、今回見返していくことで、前回何を話したかの復習ができることや、本人が現状をどのように感じ・考えているかなども再認識することができたので、コロナ対策が終了後もしっかり記録の確認はしていこうと思いました。
■読書報告
今日読んだ本は、MBS毎日放送さんで毎週土曜日の朝7時30分~8時に放送されている「サワコの朝」にご出演なさっている阿川佐和子さんの「聞く力~心をひらく35のヒント~」という本です。“35のヒント”という副題にあるように、人の話を聞く上での35のヒントが記載されています。今回はその中でも特に自分が今身に着けておかないといけないと思った2つのヒントについてまとめていきたいと思います。
1つ目は、「5 質問の柱は3本柱」です。
ここでは阿川さんがインタビュアー初心者時代に、20項目もの質問を考えてインタビューに臨んだ際の失敗談から始まります。インタビューではその質問項目をすべて聞くことに意識が向いてしまい、質問に連続性のないインタビューになってしまったと書いてありました。私も似たような経験があったので身に染みました(泣)。阿川さんはこの時先輩アナウンサーから「インタビューをするときは質問を1つだけ用意して出かけなさい」と言われたそうです。この助言は「もし一つしか質問を用意していなかったら、当然、次の質問をその場で考えなければならない。次の質問を見つけるためのヒントはどこかに隠れているだろう。隠れているとすれば、一つ目の質問に応えている相手の、答えの中である。そうなれば、質問者は本気で相手の話を聞かざるを得ない。そして、本気で相手の話を聞けば、必ずその答えのなかから、次の質問が見つかるはずである」という意図だったそうです。この助言を受けてから阿川さんは、質問を3つに絞りつつ相手から面白そうな話が出てきたらその部分を深く聞き、メモも取らなくなったとのことでした。また、この助言には相手の話をしっかり聞く姿勢が大事という意味も含まれています。
なので、私も面談に臨む時は3つぐらいの話題を準備し、相手の話をしっかり聞く姿勢を持って、相手の話の中から出てきた言葉に対して質問を加えながら面談に臨んでいこうと思いました。
2つ目は「30 相手のテンポを大事にする」です。
ここでは阿川さんの伯母さんが入院した際のエピソードから、相手の話のテンポを大事にすることについての話が掲載されています。退院後どこで生活していくのかを話し合った時に会話がゆっくりである伯母さんの話をあまり聞かずに進めていたら、すごく叱られたというエピソードです。このエピソードは高齢の方の話ですが、自閉症の方や発達障害の方で会話がゆっくりな方もいらっしゃいます。その時、私は沈黙を恐れて話してしまいたくなります。ですが、ここにこのような言葉が書いてありました。「じっと待っていると、相手の心や脳みそがその人なりのペースで動いていると感じられることがあります。決して故意に黙っているわけではない。今、お相手は、ゆっくりと考えているのだ。そのペースを崩すより、静かに控えて、新たな言葉が出てくるのを待とう。その結果、思いもかけない貴重な言葉を得たことは、今までにもたくさんありました。」この言葉はせっかちな私には戒めのように聞こえました。相手のペースで、相手の視点に立って話を伺うこと、その大切さを改めて感じました。
以上2つのヒントが今身につけておかなければならないと思った内容でした。ですが、今回ご紹介した2つのヒント以外にも、読むタイミングや読む人によって参考になるヒントがあと33もあります!なので、もし興味を持ってくださった方は、ぜひ手に取っていただきご一読いただければ幸いです。私自身、また時間を空けてからもう一度読んでみようと思っています!