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こんにちは、砂川です。   今日も終日在宅での勤務日でした。在宅でもやることは盛りだくさん。朝から利用者の方とzoomで面談、たまっていた事務処理、学会の原稿作成などなど。自宅では静かに仕事が出来るので作業が捗ります。この状況下でもお仕事をさせて頂けることに感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございます。   TEACCHのカラ・ヒューム先生たちがコロナウイルスの流行時において自閉症者を支援するオンラインツールキットを開発されたそうです。その記事の内容を川崎医療福祉大学の諏訪先生たちが翻訳されたものがありますのでご紹介します。 在宅訓練、在宅勤務がスタートし、新しい生活に対応出来ている方、そうではない方がいらっしゃると思います。クロスジョブのスタッフも家での働き方に対し、負担感は人それぞれのようです。記事では7つのサポート戦略が紹介されていますが、これは自閉症者に限らず、誰にとっても参考になる内容ではないでしょうか。   例えば、自閉症支援では「終わりを示すこと」が非常に重要で、それが彼らの安心感に繋がります。しかし、このコロナウイルスの状況は誰にも終わりが予測できないのでとてもストレスになります。私たちもそうですよね(だから外出自粛もいつまで続くのかモヤモヤします)。 記事の中では、不確実な状況の終了がいつになるか分からないが、時間の経過を明確にするためカレンダーなどの視覚的情報でチェックをしたり、イベントごともカレンダーの中に含めることでメリハリをつけることが出来ると対処法の紹介がされていました。クロスジョブスタッフの在宅勤務の方法として、TODOリストを作成したり、時間管理をするためにストップウォッチを活用している人もいるそうですが、それはナイスな方法です!ぜひ、在宅で訓練をしている利用者の方にもアイデアを共有してあげてください。   また、この不安定な状況下では、人間は様々な感情を抱きます。不安、心配、苛立ち、悲しみ、など。それらの感情を否定したり、無理に押さえつけるのではなく、ちゃんと「表現の機会を提供する」という考えにも共感するところです。 利用者の方やスタッフから色んな話を聞きますが、私はこの状況で、真面目に頑張ろう!と表現される方の方が心配になります。それがポジティブなパワーになっていれば問題ありませんが、自分のありのままの気持ちを無視していないかな?それだけは気になるところです。自由に自分の気持ちを表現する場の一つとして、クロスジョブHPのブログを活用してください。 「もう自宅生活はうんざりだよ!」。そんな気持ちも待っています。(私はうんざりです。早くみんなに会いたいよ!!)   最後にとても素敵なメッセージがあったので紹介して終わります。家族や支援者にあてたメッセージだと思いますが、この記事を読んでくれている色んな人に届いてくれたら嬉しいです。     【まとめと参考より一部抜粋】 どうぞ、家族の皆さん、支援者の皆さんも、どのような形であろうとも、自分自身のケアを最優先していただきたいと思います。それは瞑想でも、状況をよく理解している他の家族とつながる事でも、お気に入りの番組を見ることでも、一人でおやつを食べることでも、運動をすることでも、特別に長いシャワータイムを経験することでもいいです。自閉症の人のそばにいる家族の皆さん、支援者の皆さん、自分に優しく、そして自分を守りつつ、はっきりとした終わりのない、この今まで経験したことのない領地をしっかり進んでください。   ★原文(外部サイト) https://afirm.fpg.unc.edu/supporting-individuals-autism-through-uncertain-times   ★翻訳:「不確実な時に自閉症の人たちを支援するということ」(外部サイト) http://www.teacchken.com/images/2020.3.28hukakujituna_.pdf             砂川