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こんにちは、堺の濱田です。 今回は本を読み終えたのでその感想を報告したいと思います。   内容としてはさまざまな障害を抱え、福祉によって救われるべき人達が社会で生きづらさを感じ少年院に集まっている現状と、 接する中で気づいた支援のポイントを分かりやすく教えてくれています。   本書の始めの方で著者が非行少年と面接をする中で気づいた特徴として以下のようにあげています。 ・認知機能の弱さ → 見たり聞いたり想像する力が弱い。 ・感情統制の弱さ → 感情をコントロールするのが苦手。 ・融通の利かなさ → なんでも思い付きでやってしまう。予想外のことに弱い。 ・不適切な自己評価 → 自分の問題点が分からない。 ・対人スキルの乏しさ → 人とのコミュニケーションが苦手。 ・身体的不器用さ → 力加減ができない。体の使い方が不器用。 この特徴をそれぞれ解説してくれているのですが、実際の経験からいくつかの例を出して詳しく説明してくれているので この行動の背景にはその理由があったのか!と感じました。   特に認知機能の弱さの所で、 ”見る力が弱ければ相手の表情や仕草が読めずに不適切な発言や行動をしてしまう。”と述べられており 例えとして、「友達の輪に入っていくとみんなが逃げていって嫌われていると思った」と感じた子の 実際の状況は”その時に周りが鬼ごっこをしていた”ということを見取れていなかったそうです。   確かに私もみんなが逃げていったという文字だけ見ると、何かしてしまったかな?嫌われているんじゃないかな?と感じます。 その背景にある、見る力・聞く力・想像する力がこんなにも対人関係に影響することに驚きました。 また、見る力の弱さもあると思いますが、すぐに嫌われていると結びつけたのは 本当にそうかな?と疑問に思うことがなかった自尊心の少なさもあるのかな?とも感じました。   分類してその人を判断することは危ういと思いますが、私は自分の頭の中を少し整理するきっかけになりました。 またこの本を読んだことで”もしかするとこんな難しさを抱えているのかな?”と自分の中での選択肢が増えたように感じます。 どう困っているのか?どこに難しさを感じているのか?寄り添えるような支援をしていきたいと思います。 最後まで読んでいただいてありがとうございました!