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こんにちは。堺の山口です。 皆さん、連休はゆっくりとできましたか? 私はいつもであれば、あちこち遊びに行っているときですが、今年はグッと我慢してひたすら「おうち時間」を過ごしていました。 ゴールデンウィークをこんなに家で過ごすのは初めてでしたが、部屋の掃除をしたり衣替えをしたりとひたすらのんびりしたりと、有意義に時間が使えました。     連休明けの今日は在宅勤務でした。 利用者の方や保護者の方と連絡、求人検索、読書をしました。 午後は事業所会議でした。     読書ではようやく「社会的ひきこもり」を読み終わりましたので読書報告をします。   「社会的ひきこもり」 精神科医として現場で働かれている方が知識や退所の仕方を書かれた本です。ひきこもりは年齢問わずに全国で増加しています。2019年に40~65歳のシニア層を対象とした調査結果では、100万人以上がひきこもっている現状が明らかになったとのことです。年齢関係なく起こりうる問題となることがわかりました。     ◎ひきこもりは「無気力」ではない 「やっても無駄だから動かない」のではなく、「動いたほうがいいに決まっている」とわかっていて動けない。 ひきこもり状態から早く抜け出したいと誰よりも強く願いながら、どうしてもできない。     ◎外傷の体験と回復 人が成熟していく過程で外傷は必ずある。ひきこもりの人は他者との関わりを「ただ恐ろしいだけ」と感じていることが多いが、他者の支援によって癒される経験をすると、他者へのイメージがより正確になる。例えば「いじめ」については休養と全面的な理解と他者の支援によって癒されたという経験として回復するためのルートがある。     ◎そこにあることを認める 私たちは「働かざる者食うべからず」としみついている。そのため、「否認」をしてしまいがちになり、説教や正論を伝えてしまう。でも、彼らが何等かの形で援助や保護を必要としているという視点を受け入れることが大事。     本を読んで、「ひきこもり」と言われる人たちが、社会にでなければという焦りなどがあり苦しんでいることを知りました。家族が「助けて」を社会に発信しずらいことや、他者とのつながり、家族とのコミュニケーションがいかに大事になるのかと考えさせられた本でした。 また、その現状がまだまだ社会に知られていないことも現実としてあるとわかりました。 何が直接できるかなどはわかりませんが、今起きていることを知っていくことから始めていきたいと思いました。