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■総会での学び  今回入職後初めての通常総会参加でした。私が特に勉強になったのは、各事業所の事業報告、それに付随して会員の方々からいただいたコメントでした。  まず、地方の3事業所(米子、草津、札幌)の事業報告では、各事業所それぞれに利用者の方のニーズが異なるということでした。米子事業所はUターンで帰省された方への支援が必要になってくること、草津では元々障害者支援の先進地域であることなどから既設の事業所や機関との連携が重要になること、札幌では就労移行支援事業所が潤沢であるにもかかわらず、高次脳機能障害の分野が手薄であるためケアマネジャーやMSWなどの専門職との連携を行っていること、それぞれの事業所によって支援する対象や内容が明確に分かれているということが勉強になりました。なので、今後はクロスジョブの無い地域の就労移行支援事業所の実情を調べていくのも勉強になると考えました。  次に、会員の皆様からいただいたコメント内容で勉強になった点です。例えば、大阪狭山市基幹相談支援センターの方がおっしゃられていた大阪狭山市の現状についてです。「電車に乗れれば利用者さんが就労移行支援事業所を選ぶことができる環境にある」という言葉は印象に残りました。それは逆に考えると、「大阪狭山市では電車に乗れないと就労移行支援事業所を選ぶことができない」と思いました。また、「もしかしたら大阪狭山市以外の地域でも同様の状況があるのかもしれない」とも思いました。さらに、河内長野市で就労移行支援を行っている方も、「河内長野市にはパソコンを練習できる就労移行支援事業所がない」とおっしゃられていました。それらの発言からも分かるように、堺市以外の就労移行支援事業所が手薄になっている地域、大阪狭山市や河内長野市などの奈良県寄りの地域にはアウトリーチを掛けていく意義があるように感じました。  最後に、なやクリニックの納谷医院長のご発表にあった“5年目の危機”というお話です。障害のある方が企業に就職して5年目になるタイミングで、本人の中で仕事への飽きがでてくること、仕事のレベルアップ(別の仕事がしたなど)をしたいと思うこと、上司が変わり状況が変わることという利用者さんに訪れる“危機”について学びになりました。まだ、担当ケースの方が就職に繋がった経験がないため、このようなお話を伺えることで、自分の担当ケースの方が就労した際には留意して置かないといけない支援内容として持っておけることは重要になると思いました。    以上のような学びを総会で得ることができましたので、今後の支援やアウトリーチ活動、企業開拓において活かしていきたいと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました。